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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[979] 夏の物語
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕がどれだけ君のことを愛しているのかを
言葉にしても
きっと足りないくらい僕は
君を愛してるよ

嫌にノドが渇く夏の日は
心まで干からびて
イライラばかりが僕の元気を奪ってく
夏風邪に悩まされた
小さな頃を思い出していた
畳の上に寝ころんで
君の夢を見てた

風鈴がきれいな音をたてて
僕の心に夏をつれてくる

長く果てしない
夏の日々を僕は歩いてる
過ぎ行く風は生暖かく
遠く聞こえる
君の声
きっと幻
見上げた空の青さ
雲の白さ
今僕ははじめて
気づいたんだ
かえらぬあなたのいる場所に
気づいたんだ
振り返っても
そこにはただ
自分の影が
悲しくあるだけ。

2007/04/22 (Sun)

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