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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[99] 心のレンズ、瞳のシャッター
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

心のレンズ、瞳のシャッター
数あるいろんな思い出を記憶に残すよ
悲しいことだってここまで歩いてきた証でもあり足跡でもあるから
忘れることなくちゃんと映さなきゃね

カメラじゃ収まりきれない
あの日の喜びを
あの日の悲しみを
映せるのは心にあるレンズ
そして君のその瞳のシャッターで記憶の片隅
大切に大切に残すよ

だから
僕は敢えてカメラを使わずに
この瞳で見てきた思い出や景色を
心に写し取るんだ
いつか思い返せば
ほら美しく蘇る

悲しみも喜びも
綺麗に光りながら蘇る
いらないものなど
何一つないさ
思い出の一つ一つが僕の宝物
いつかそう言える日まで
いつか心にあるフィルムを使い果たすまで
僕は瞳に思い出を映すことでしょう
君という愛も
降りかかる悲しみも
見上げた空の夕焼けも
僕は黙ってシャッターを切るでしょう。

2006/12/18 (Mon)

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