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木菟の部屋  〜 新着順表示 〜


[6] NOBLE MEMO PLAIN
詩人:木菟 [投票][編集]

意味わからないのに
意味わかってて
意味わからないくせに執着
意味分かっていて執着そして
意味はわからない


死をちらつかせるなと言われたけれど

生があってアタシがいるから
アタシは死をちらつかせてる
いつだって背中に死は寄り添っている
うたわずしてなにになる

誰かの不幸は願わない
夕日に吐きつけた煙

馬鹿馬鹿しくて笑えた
なにもかも掴むつもり勇ましく

しかしなんにも残らず
衰退の一方を辿るから
可笑しなダンスでせめても晴れやかに

間違い探し 果てなく続くだろうさ

今先程の私も 貶された 自分に

星を見ようね

君は星には興味などないと言ったけれど

そんな事はないんだ

きっと

夢の中でだって

いつか君は見ているだろう
言葉に出来ないだけで口から言葉を出さないだけで

僕が知らぬ君の眠りの中の夢の中で

君は きっと 色々な夢を見ている

ひとつにはなれなくても

邪魔しないように

撫でる 撫でる 撫でる 風だって 君を時にやさしく撫でている

さようなら
おやすみなさい きみ










2011/08/27 (Sat)

[5] 分裂戯れ言 あたくし猿でs
詩人:木菟 [投票][編集]

ちょっと突くと血が滲む喉

敵に思える憎い動悸


僕は強くなり

僕らは僕は悪魔でも天使でもあれる

いつかまだ見ぬ君の手を握る為に

この残酷な世界で迷子になった人の手を握り
虹を見て自然を愛で変わらぬ空を見上げ共に見たいね愛を忘れたくはないと

そして皆人間であるうちに
それぞれに宝物を残して託していこう
いつか土に還り
静かに風になって揺れるのかもしれない
誰かの背中を撫でるのかもしれない
草になって魅せるのかもしれない
星になってじっと見つめてもらえるのかもしれない
死ねない体を与えられるのかもしれない
死ねない魂などはいらない
死んでまで生きたくはない
そんなものは土に野小便して蒸発されて跡形もなく消えてしまってください
ただ確かに僕らの生きた証だけ希望だけ本音だけ愛してください
愚かな過ちを見抜いてください
そして笑っていてください
幸せを創ってください




なぜ
よく晴れた日
私がニコニコしていたか解りますか?
単純な理由です
わたしが貴方と
会える今日という日は時は二度と来ないからです

嗚呼 傲慢な戯れ言
笑ってください
馬鹿馬鹿しいって
皮肉ってください
こんな事を言う奴は

本当に信用してはなりませんよ


ええ



獣と見なして結構


寝て食って遊んで走り回って喋りまくって必死な猿ですことよ!


あたくし必死な猿ですわ!

2011/08/27 (Sat)

[4] みんなのおと いのちのおと
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ずっと忘れてた事を思い出したりしたんだ
ちょっとずっと前に



単純に
純粋に
凄く
楽しかったよ
幸せだったよ
そう
今は
みな
何をしてるか分からないけれど
会うこともないかもだけど
楽しかった
みんなの声だけで
そこに音楽がありました
たしかに素敵な音が
下手くそでも
馬鹿馬鹿しくても
真似事からはじまったそれでも
それはそれは
草の匂いにも似た美しいみんなとわたしの声が
あの歌は
今は
もう風に乗って消えたなんで始めたんだっけ?
始まりも
終わりも
もう思い出せないけれど
また
忘れないで
いたいんだ
あの時の喜び
忘れないよ
また
やりたいな
生きてる限り
うん
出来るんだ











2011/08/26 (Fri)

[3] 天才にはなれないけれど
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あの気球
色とりどりの気球
どこかへ消えていった今が
幻と呼ばれるいつか
が来ます

だから












2011/08/26 (Fri)

[2] 人間ならば
詩人:木菟 [投票][編集]





そう
世界の結末は
哀しいものかもしれない
だけれど

誰かが
誰かへと
誰かへ
誰かが
誰かへと
すべての生命へと
残したいと
願い
残していく
愛を
願いを
心を
忘れないで








2011/08/26 (Fri)

[1] パインアップルパッションフルーツ
詩人:木菟 [投票][編集]



いない いない ばぁ。





ちゃんと
ここに居るよ
ここにいる。
君が泣きながら笑っているからね
僕は
君の側にいるよ
大丈夫さ
今は泣きたいのだろうけれど
泣いてて構わない
コンクリートの上に
真夏のパチンコの屋の駐車場の車内の中に
トタン屋根の上に
きみを置いていくこともできる
けれど
僕はここに居ると
きみと一緒にいると
決めたから
今決めたから
明日には嘘になってしまうかもしれないけれどね
側にいるよ
ちょっと待っててね
絵本を持ってくるよ
大丈夫だよ
ちゃんと聞こえているこの耳だって
まだちゃんと聞こえているから
いつかきみの記憶に残るだろうか
今日みたいなよく晴れた日
ときどき雲間から心地よく照らしてくれるぴかぴかした
僕だけがちょっとばかり哀しくもなる
この日差しと
ささやかな優しい風
今僕の目にうつるのはこの部屋と
きみときみを包む僕の手と
太陽の光と
このぼろアパートと
この町と
規則正しい列車と
鞄を持った学生と
会社員と
迷子と
青い空と
歌う鳥達と
やがてくる
茜色に染まる暮れ

隠れて今日は
どこかでワインでも呑んでるだろう
神様みたいな月












2011/08/26 (Fri)
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