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あいくの部屋  〜 投稿順表示 〜


[211] 歴史の彩と言う私の軽薄
詩人:あいく [投票][編集]

私たちは
体験者ではない
薄れゆく記憶を
行為として
繰り返す事でしか
繋ぎ止める事
叶わないのだろうか
それは歴史の
いろどりと
成ってからでしか
わからない事
なのだろうか
干支も
一周りしてなお
只この日に
思い馳せ
泪垂れ落つ。。。

2005/08/06 (Sat)

[212] さあ一人立ちの時よ
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泣く事で貰える
同情などでは
腹の足しにも
ならない事に
気が付いた
ならばと
自ら立って歩いて
腹の足しに
なるものを
探し始めた時
泣いている時に
貰っていたものは
同情だけでは
無かった事に
気が付いた

「それだけ解かれば十分
 自分のお腹だけ満たす
 それだけでは一人前では無い
 もう子供ではないの
 さあ一人立ちの時よ。。。」

2005/08/08 (Mon)

[213] 幻滅
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いつからか
「はよ寝よ」
の枕詞が
「明日も仕事やし」
になってしまっている
僕に幻滅。。。

2005/08/10 (Wed)

[214] 白から赤そして黒
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出遅れた

夏取り戻せ

プールサイド

背中ヒリヒリ

取り戻し過ぎ

2005/08/11 (Thu)

[215] シャンプーポンプストッパー
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ちょっと昔話な
女の家の
シャンプーの
ポンプの首んとこな
輪ゴムな
巻きつけてあってな
なるほどな
ポンプ下まで
押し込めんように
ストッパーしてんねんな
省エネやな
いい女やん
って思ってんな
そん時はな。。。

2005/08/12 (Fri)

[216] 一夏限りじゃ終わらせない
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蝉も蛍も
恋は一夏
かたや
われんばかりに
騒がしく
恋を歌い
かたや
恋をもとめ
しずかに
身を焦がし
同じ一夏限りなら
どっちがいい?
私は
言っといて
なんだけど
どっちもやだね。。。

2005/08/13 (Sat)

[217] ほらほら、金魚の墓だよぉ
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初盆を

むかえ草萌ゆ

金魚墓

2005/08/15 (Mon)

[218] 海の青
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海の水の
青さが欲しいと
その水を
手のひらで
すくって見ても
それは少しの
青さも見せない
ただの水になり
やがて手のひらから
零れ落ちると
また海の青さに
かえってゆく
私が求めていた
恋などは
そんなもの
なのかも知れない。。。

2005/08/16 (Tue)

[219] ヘルタースケルター
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オムツに満載
ウンコ漏らした
甥っ子が
笑いながら
駆け寄ってくる
その恐怖に
周章狼狽

あまりの恐怖に
わたしは
近づこうとする
甥っ子の頭を
手で抑えて
未だ言葉通じぬ
事とは知りながら

「どうかそれ以上
 近寄らないで下さい
 どうか後生ですから
 近寄らないで下さい」

と懇願するのだった。。。

2005/08/17 (Wed)

[220] あいくの十戒
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ひとつ すねるな
ひとつ ぼやくな
ひとつ うらやむな
ひとつ なげるな
ひとつ ためらうな
ひとつ いらつくな
ひとつ むかつくな
ひとつ いつわるな
ひとつ こだわるな
最後に こんな十戒に囚われるな

だってそんな日もあるだろ。。。

2005/08/18 (Thu)
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