ギュコギュコと

白雪に泥

混ぜ歩む

布にシュシュとでも
シャバシャバでも
消せぬ匂いがある
決して忘れ得ぬ
匂いがある
遠い記憶に
染み付いた
匂い。。。

ユリちゃんの
岸壁の母やったら
その思いの丈
波動砲級
舞鶴から一直線
直線過ぎて
大陸それて
カシオペアに直撃
お母ん
地球丸いねん
そんで自転もあるから
軽くシンカーかけてくれ
あかんわ
うち野球ようしらんのよ。。。

時惜しむ

牡蠣にあたりて

臥す床で

大掃除

終わらなくとも

除夜の鐘

湿る雑巾

乾く間も無し

まず酒だ

これなくしては

始まらぬ

御とそのお猪口

乾く間も無し

雨に濡れ細った
野良の子猫
視界に入れて
通りすぎる
せめて
生きなよと
思うことは
言い訳だなと
思う事が
よほど言い訳だ。。。

白無垢な

雪暖かな

手にくるみ

遊子交わす

吐息も白く

怒る理由
笑う理由
泣く理由
考えるのが
面倒臭くなった
面倒臭いのは
嫌いやから
もう考えずに
寝てまうか
そいか
素直に心に
お任せする
面倒臭いのを
止めてしまうのは
怠惰やけど
それでも楽なんに
流れてまうのやねぇ。。。

先ずは何をおいても
詫びねばなるまい
土台わずかにも
能う事無き放言を
世迷にも発した非礼を

我にとって
酒の無いのは
水の無いに等しく
それ無くしては心
干からびてしまう

我にとって
女の無いのは
空気の無いに等しく
それ無くしては心
息づく事すらかなわず

その二つを失えば
裸にされ空虚なる
宇宙を漂うに同じ
干からびた魂のない骸が
永劫に闇を彷徨に同じ

この二つの癒し無くして
我生きるに能わず

全ての人が
男が同じではない
だがそれを
思う時が君にも
あるかも知れない
それまでは
愚か者の戯言と
世迷言と
打ち捨ててくれたまえ。。。