詩人:あいく | [投票][編集] |
冷えた岩肌晒す
夕闇の川野辺を
橙色の子猫が行く
一人かい?
問うても振返らず
木枯らし割く様に
歩み行く
不思議と不安を
思わせない
何わけわない
生きていれば
タフなのだ
なるほど
さて私も
木枯らしを割き
歩いて行こう。。。
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つまづいて
へこたれると
何処からか
優しい手が
差し出される
ぞっとしない
もしも人に
優しくされたら
私はどうすれば
いいのですか?
私はその優しさに
何を返せばいい?
私はその優しさに
どう応えればいい?
私には優しさに
返すものを
持っていないかも
知れないですし
応える力も
在りはしないかも
知れないのですから
ただ与えられるのは
失望だけかも知れない
それは違うよ
それは違うんだよ
わかっている
頭ではわかっている
でも恐ろしいじゃないか
私は優しさを
踏み躙るんじゃないかと
私は優しさを
裏切るんじゃないかと
酷くネガティブじゃないか
でもそれなんです
それしか無いんです
私がつまづいても
へこたれないでいる
へこたれないでいられる
その所以に
他成らないのです
あぁでもやはり
私はやはり間違っている
捨てられないこの思いが
私の気付いていない
私に向けられた
誰かの優しさを
既に踏み躙っている。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
何もなくて
始まって
腹減って
飯とってきて
飯食って
眠くなって
眠って
夜がきて
朝がきて
君に出会って
とても恋しくて
腹へって
君も腹へって
飯とってきて
君の飯もとってきて
一緒に食って
眠くなって
君も眠くなって
一緒に眠って
夜がきて
朝がきて
子供ができて
すごく嬉しくって
腹へって
君も腹へって
子供もはらへって
飯とってきて
君の飯もとってきて
子供の飯もとってきて
皆一緒に食って
眠くなって
君も眠くなって
子供も眠くなって
皆一緒に眠って
夜がきて
朝がきて
子供は巣立って
少し寂しくって
腹へって
君も腹へって
飯とっきて
君の飯もとってきて
一緒に食って
眠くなって
君も眠くなって
一緒に眠って
夜がきて
朝がきて
君が居なくなって
とても悲しくて
腹減って
飯とってきて
飯食って
眠くなって
眠って
夜がきて
朝がきて
終わって
また何もなくって。。。
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なんちゅうの?
最近
エアって言うの?
流行ってるみたいね
ギターとか無しで
振りだけするって
あれやね
ほんならちょっと
儂もやってみよかな
何しよかな?
無いもん言うたら
そやなぁ
か、、彼女?
エア彼女?
。
。
。
笑ってやぁ
ここしか
笑うとこ
あらへんでぇ
エアでええから。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
芝草の
銀に染めいて
霜淡し
輝かせ陽に
恨めし露に
枯れ色を見せ
土手を閑散
たらしめる
冬の芝草が
今朝は一面銀色に
輝き放っている
吐息の白さに
目を細めつつも
しばし見入れば
薄く敷き詰めた
霜の輝きだと知り
わかってなるほど
寒いはずである
銀に染まる原に
どこかしら
神々しささえ
覚えるではないか
ただ時たつにつれ
銀の輝きは薄れゆく
霜を輝かせていた
昇り行く陽が
次第に暖かさを増し
霜を露に変えてゆく
恨めしいが
皮肉な物だ
霜を銀にする陽が
次第に露とする
そうであるな
輝き放つものとは
そう言うものかも
知れないのだな
淡き瞬きの間に
輝きを見せるものの
美しさであるか。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
北風や
それでも出すぜ
生脚や
この北っ風
吹きっさらす
季節だってのに
心意気だぜ
心意気だぜ
ギャルじゃねぇ
女伊達だぜ
さぶいぼ出ても
ど根性ど根性
おうよおうよ
声にゃ出せねぇが
おいちゃんは
応援してるぜ
そんなおまいらにゃ
この言葉を贈ろう
Stay your heart with the sun
いつも心に太陽を。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
諸君、指令だ
よく聞いてくれ
今回の任務は
あいく企画
ナンバリング一桁最後の
短歌企画への挑戦だ
以下に当局があいく企画部から
極秘裏に入手した
トップシークレットの
文書を公開しておく
各自奮戦し任務遂行するように
以上だ。。。
はーいどもぉ
短歌募集します
テーマはずばり
「応援歌」
ただーし!!
応援する対象を限定します
応援の対象はズバリ
「アニマル!!」
当然、人間もアニマルだけど
人間は不可なのです!!
人間以外であればアニマルの
種類は問いません
それこそミジンコやアメーバでも
よいのだよ
植物は勘弁だ
AHOなあいくでは
そこまで網羅できんぉ
ただーし!!
もう一つ条件
「アニマルの名前は禁句だ!!」
意味はそのままです
動物の名前は使わずに
その動物の輪郭の外側だけで
応援歌を作り上げる
タイトルに動物名いれるんも不可!!
とりやえずルールはこんなとこ
毎回ですが、さほどに細かく
短歌の修辞にはこだわりません
五七五七七で各々が短歌だと
思える内容を書いてください
字数が多少違ってもかまいません
今回も特典は参加頂いた
全ての作品に私のエンガチョ感想つけます
ただし一詩人さん一作までとし
今回の企画番号は
「AIKU070113」
(大文字小文字区別半角英数)
この文字列を作品本文の最初
又は最後に挿入してください
この文字列をもとに作品を検索しますので
最後に締め切りは
2007年1月13日(土)いっぱいです
この日付の更新日の作品まで対象と
させていただきます。
ちなみに一応私も又見本作
(詩の善し悪しの見本じゃないよw)
作ってます、この投稿の一個前!!
ご参考に。。。
今回の企画についてのご意見ご要望は
私感想板に「あいく短歌企画第九弾」
でスレ立てておきますので
そちらに夜露酢苦!!
こちらで確認した参加者名は
そのスレで表記するようしますので
漏れなど有りましたら
ご面倒かとは思いますが
同スレまで一報願います
動物名を出せないので
如何に読み手にその動物を
イメージさせられるか
そして如何に
ホットなエールを送れるか
それを短歌に込めるのじゃぁ!!!
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「なんや
またお前らか」
なんやとは
なんやねん
って
ホンマは
わかってる
嫌そうに
出そうとした声
うわずってるし
ムリして
つまらんそうな
顔つくっても
目が笑ってる
「いつも通りやなぁ」
ホンマは
それが嬉しいやろ。。。