詩人:あいく | [投票][編集] |
ジーパン一本
新調しようと
お店行って
丈を合わせて
もらう時に
見栄はって
思いっきし
腰位置あげて
さらに
裾を長めに
取ってもらった
もんやから
結局折ってるねん
なんのこっちゃ。。。
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昇り来る朝日を
背にしょって
西に落ち行く
月を追いかける
夜中に見るより
淡く儚げで
届かぬ事は
百も承知で
手を伸ばしてみる
やがて沈み
消え行く宿命と
また今夜にも
巡りあわんと
等しく思いはせ
伸ばした手のひらを
握りしめた。。。
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ええ人
って言ってくれんのは
ええねんけどな
普通大概の人は
ええ人やねんな
そやけどわざわざ
そない言うちゅうのは
君にとって「都合」の
ええ人って事やろか?
こないに
捻くれた
わたいでも
ほんまに
ええ人なん?
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とある古城で
騎士の幽霊に
でくわした
「貴方は何故に成仏しないのですか?」
と問うと
「城を護りつづける事が私の使命です」
と答えるので
「貴方の主君は既にこの世に無い、使命は果たされた」
と教えても
「城を護りつづける事が私の使命です」
と答えたので
「貴方が護っていたのは主君ではなくこの城なのですか?」
と諭したがやはり
「城を護りつづける事が私の使命です」
と答えるばかりであった
己が使命を知り
誇りを持ち続ける
騎士の霊を悲しくも
羨ましく思えた
騎士の魂は
この古城とともに
ありつづけるのだな。。。
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梅の木の
陽射しに光る
紅つぼみ
待ちわびている
木枯らしも
早く咲けよと
枝ゆらし
花はまだかと
ヒタキの子
枝わたりゆく
もう少し
待ってください
もう少し
我慢した分
必ずね
綺麗に咲くよ
時は来るから
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裏の子が
豆をはたけに
蒔きました
撒くが違うと
思えども
鬼は笑って
言いました
まくならこいつも
巻いておけ
さしいだしたる
海苔一枚
鬼の海苔巻
美味しくて
棘落とす
ヒイラギ心
笑笑(ワラワラ)と
蒔いた豆から
芽がでるよ
裏の子礼を
言ました
鬼の目はじに
水玉光る