右手にコンビニ袋
三品も買えば
袋いりませんとは
さすがに言えない
袋をぷらぷさせて
ぷらぷら歩く
誰もいない
中学校のグラウンド
フェンス越しに
見るようで見ないようで
ヘッドホンステレオから
陽気なメロディー
痩せこけた老人と
一人すれちがうだけ
そのあとは
誰もいない道
陽射しはちりちりと
暖かさをふくみはじめ
日の当たる肌が
ちりちりしていたのか
それとも気持ちが
ちりちりしていたのか
さだかではなかったけど。。。

ぱそこんも

ねつをおびしに

はつはるや



いまからこれじゃ

なつ　どーすんのよ。。。

また　ひとりか

また？

ひとりでなかったことが

あったろうか。。。

まっくろだと
なんにもないみたい
でもそのなかに
はいってみれば
わかるかも
しれないねぇ
なにかあるかも
しれないねぇ
しんくろするなにかがさ。。。

資格を
得るがために
挑むにあらず
資格無きを
知るがために
挑むこともあり。。。

凡人であると
認めていても
凡人であるから
出来ないと
認めた憶えが
ないのじゃが。。。

なんか
足がながくなきゃ
いきものじゃ
ないみたいな
世の中みたいで
そんな事なら
いっそ蜘蛛にでも
なろうかなぁ。。。

しらない

じっとなんか

してらんない。。。

ふんころがし

だがものごとには

たちばからなる

しゅかんがあるのだよ

つまりわ

ふんころがされ。。。

ちりてなお

ふむはためらい

さくらみち


散りてなほ

踏みは躊躇い

桜路