ホーム > 詩人の部屋 > あいくの部屋 > 新着順表示

あいくの部屋  〜 新着順表示 〜


[225] 自慢
詩人:あいく [投票][編集]

「おれこないだ
 風邪ひいて
 熱39度もでてん」

「なにゆうてんねん
 おれなんか
 40度でた事あるわ」

なんでやろ
人ってむしろ
善い事より
悪い事の方
自慢したがる。。。

2005/08/26 (Fri)

[224] 人魚姫
詩人:あいく [投票][編集]

図書館の
人魚姫の
絵本の
最後の頁
千切られて
無くなってた
かわりに
粗末な
落書きが一枚
人魚姫と
王子様が
並んで
笑ってました
腹の底で
ニマっとするのを
押し込めて
まったくもー
と溜息つくふり。。。

2005/08/25 (Thu)

[223] 金玉
詩人:あいく [投票][編集]

あんなぁ
金の玉子やろうが
白の玉子やろうが
赤の玉子やろうが
玉子からかえるんは
みんなヒヨッコやねん
かえった時から
鶏ちゅうのは
いてへんのやで

なんやて?
「栴檀は双葉より芳し」
って言うことわざあるて?
うん、そやね
でも今はそんなん
どおでもええねん。。。

2005/08/24 (Wed)

[222] 晩夏の月
詩人:あいく [投票][編集]

晩夏の月
思いがけず煌煌として
我を照らす

涼々たる夜風は
いまだ薄着たる
我の肌を冷まし

何処へとも知れぬ帰路
我一人
己が影を追い歩む

静寂の夜路に
ただ我の靴音のみ木霊す

2005/08/22 (Mon)

[221] ルックス
詩人:あいく [投票][編集]

ところで
ジャイコの
いったい何が
いけなかったのか
突きつけられた現実に
さながら悲憤慷慨
すが如く
それを拒否した
眼鏡の男の子
ならばと選んだ
見目麗しき美少女(?)

現実を否定し
未来まで変えてしまう
眼鏡の男の子の
そのエネルギー
二人の女の子に
どれだけの差異を
見出して
それを成したのか

ルックス?

ジャイコに
憐憫の情すら
沸いてくる
人の愛って
どっから来るのかな。。。

2005/08/20 (Sat)

[220] あいくの十戒
詩人:あいく [投票][編集]

ひとつ すねるな
ひとつ ぼやくな
ひとつ うらやむな
ひとつ なげるな
ひとつ ためらうな
ひとつ いらつくな
ひとつ むかつくな
ひとつ いつわるな
ひとつ こだわるな
最後に こんな十戒に囚われるな

だってそんな日もあるだろ。。。

2005/08/18 (Thu)

[219] ヘルタースケルター
詩人:あいく [投票][編集]

オムツに満載
ウンコ漏らした
甥っ子が
笑いながら
駆け寄ってくる
その恐怖に
周章狼狽

あまりの恐怖に
わたしは
近づこうとする
甥っ子の頭を
手で抑えて
未だ言葉通じぬ
事とは知りながら

「どうかそれ以上
 近寄らないで下さい
 どうか後生ですから
 近寄らないで下さい」

と懇願するのだった。。。

2005/08/17 (Wed)

[218] 海の青
詩人:あいく [投票][編集]

海の水の
青さが欲しいと
その水を
手のひらで
すくって見ても
それは少しの
青さも見せない
ただの水になり
やがて手のひらから
零れ落ちると
また海の青さに
かえってゆく
私が求めていた
恋などは
そんなもの
なのかも知れない。。。

2005/08/16 (Tue)

[217] ほらほら、金魚の墓だよぉ
詩人:あいく [投票][編集]

初盆を

むかえ草萌ゆ

金魚墓

2005/08/15 (Mon)

[216] 一夏限りじゃ終わらせない
詩人:あいく [投票][編集]

蝉も蛍も
恋は一夏
かたや
われんばかりに
騒がしく
恋を歌い
かたや
恋をもとめ
しずかに
身を焦がし
同じ一夏限りなら
どっちがいい?
私は
言っといて
なんだけど
どっちもやだね。。。

2005/08/13 (Sat)
1415件中 (1191-1200) [ << 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 >> ... 142
- 詩人の部屋 -