詩人:あいく | [投票][編集] |
「究極の選択です
貴方にとって大事な人が
二人川で溺れています
さてどちらを助けますか?」
よくある究極の選択
でも奴は何時も
こう答える
「両方助けるに決まってんやん」
「いやほやから
究極の選択やって
どっちかだけやねんって」
「そいでも絶対両方助けるって」
「ちゃうちゅううに!!」
「俺自信あるもん、でも無理でも
絶対両方助ける!!」
「あのなぁ、、、、」
アホで蒙昧この上ないねんけど
本当は私もそういうの好きですねん。。。
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暑かろうと
猫の毛を
すいていやる
チリリンと
風鈴の音が
響いたかと思うと
抜けた猫の毛も
舞い飛んだ
風鈴を鳴らす風も
猫の毛を散らす風も
同じ風なのだな
とまぁ
どおでもええことやけどね。。。
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暗く長い
トンネルを
気重に
歩いていたら
ふと気付いた
トンネルがなければ
私はもっと
苦しい思いをして
山を越えねばならん
このトンネルを
掘った人が
この先を
生きている
てんで比べものに
ならないじゃないか
とりあえず
走り出してみた。。。
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ボロ雑巾って
言うけどな
雑巾みたく
生きたかて
ええんちゃう
しぼられて
汚されて
ボロボロなるけど
そいでも
何かを綺麗に
していけるんやから
しぼられた分
汚された分
ボロボロされた分
それみんなが
誇りになるもんや
まあしょうみの話
そう思わなやっとられん
てのもあるんやけどね。。。
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スクランブル発進の
救急車が交差点で
「救急車通ります
道をあけて下さい」
って何回も言ってんのに
自動車十台ぐらいが
止まる様子も無く
突っ走ってった
きっとみんな
命にまさるような
重大事を抱えて
おったのでしょう
でも命にまさる
重大事を抱えた
人の乗った車が
十台連続で
通過するのって
多分確立的に
宇宙が三つくらい
出来ちゃうような
奇跡的光景やね
ちょっと
大袈裟やな。。。