詩人:あいく | [投票][編集] |
本当に
本当に す で
でん粉 を デンコ と読んだり
頭皮 を ズヒ と読んだり
小豆 を コマメ と読んだり
CHEVROLET を チャボロレット と読んだり
挙げたらきり無いけど
全部二十歳過ぎてからの
話やけども
それでも
何とかやっています。。。
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蘭やからって
世話も絶やせば
花もつかん
そやからって
自分から腐ろうなんかは
思ったりはせえへん
竹とは言うても
頭押さえつけりゃ
曲がって伸びる
そやからって
上に向かって伸びようする
気持ちは絶対忘れへん
如何に
理不尽な状況に
陥ろうとも
決して腐らず
上を目指そうとする
それが私の
蘭心竹性
まあ、あくまでも
理想やけどね。。。
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薫風に
運ばれ来るぞ
土草の
陽光照らし
たつにおい
土手を歩きつ
吸い込んで
眠いあたまが
揺さぶられ
くらくらすれば
目に映る
名も知らぬ花
彩りに
舞い飛ぶ蝶も
幻と
思えるほどの
この時の
この心地よさ
しばし楽しみ
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ハゲだった
うちの爺さんは
ハゲのくせにいつも櫛を
ポケットに入れていた
なんだかなぁ
と思っていたあの頃から
十数年の月日が流れて
なんとなく
心意気だったのかな
と思うようになった。。。
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消費期限が
一寸くらい
過ぎとるからって
諦めたらいかんで
自分の目を
自分の鼻を
自分の舌を
信じて使ってみいや
自分の定規を使って
考えてみいや。。。
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自販機から
おしるこが
消え去るこの頃
ただ心残りは
やはりこの冬も
攻略出来なかった
あの忌々しき砦
缶の飲み口の
渕の高さを
越えられず
へばりつき
脱出かなわぬ
小豆の粒が
無念を告げているようだ。。。