詩人:あいく | [投票][編集] |
とあるボクシングジムの
年老いた会長が
二人の選手に質問をしました
「お前たちは毎日キントレを頑張ってるが
どうしてそんなに頑張ってするのだ?」
一人の選手は答えて
「強くなりたいからです」
もう一人の選手は答えて
「弱くなりたくないからです」
ほどなく、会長は
強くなりたいと答えた選手を
クビにしました
時に人は負の感情にこそ
真の強さを見出す事もある
言葉のアヤだ、詭弁だと
言う人もいるだろう
しかしジムの老会長は
己が長き人生経験を信じるのだった。。。
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「時と場合による」
この言い訳を多用する
大人が嫌いだった
「思い込んだら、味噌も糞もないわ」
と、一途に一直線に
生きて行ければとは思うけど
結局は私も
「時と場合による」
多様している
そんな自分が嫌いで
でも嫌いと思ってる
自分は好きだったり
何がなにやら
やっぱり
時と場合による
なんかな?
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裏の子が
豆をはたけに
蒔きました
撒くが違うと
思えども
鬼は笑って
言いました
まくならこいつも
巻いておけ
さしいだしたる
海苔一枚
鬼の海苔巻
美味しくて
棘落とす
ヒイラギ心
笑笑(ワラワラ)と
蒔いた豆から
芽がでるよ
裏の子礼を
言ました
鬼の目はじに
水玉光る
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梅の木の
陽射しに光る
紅つぼみ
待ちわびている
木枯らしも
早く咲けよと
枝ゆらし
花はまだかと
ヒタキの子
枝わたりゆく
もう少し
待ってください
もう少し
我慢した分
必ずね
綺麗に咲くよ
時は来るから