詩人:あいく | [投票][編集] |
神よ。。
いや、あのね
「神仏は尊し
されど我神仏を頼まず」
が信条やから別に
神の存在を云々とか
神を頼りにしようとか
そう言うつもり一切ないんやけど
ゆうたら逆恨みやねんけど
ちょっと聞いたってや
今日事務所の便所な
紙無かってん
ダイした後で気付いてんけど
ほんまやったらうちな
ダイの時はちゃんと入った時
確認すんねんで有るかどうか
でも切羽詰ってる時あるやん
よりによってやで
だいたいうちな
便所で事がすんだらいっつも
確認したってんねんで
紙少ななってたら補充して
後の人困らんように
まあ、当たり前のことやけど
こんな心がけのええうちが
そんな羽目になるなんて
まちがってるわ
神さんどう思わはる?
紙が無いやなんて
いや、只の愚痴やねんけど
なんか食べてた人は堪忍な
その後どうしたかは
あんまし考えんたってな。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
数週前から金曜の晩にレジに立ってるコンビニのお姉ちゃんが気になっておりました
しばらくそう言う感慨も無かったので、それが恋いであるのか判別出来ずにいました
あまりウダウダ考えるのも好みでは無いので思い切ってデートにでも誘ったれ
と思い発泡酒を2本を買うのを口実にレジに向かいました
レジにはその彼女ともう一人バイト君がいて少し躊躇われましたが意を決し
「○○さん?でいいんですか?」
前から名札は見ていましたが彼女の名前は読み方の迷う漢字で当てづっぽで聞いてみたら
少し吃驚した様子の彼女
「あ?!いえ○○です?」
て訂正いれられて
シクッター!と思いましたが気を取り直し
「あ!○○さんですか
あのー。よかったら今度デートしません?」
私はほんまにアホや、と思ったのは後の事
冷静に考えても考えんでも、こんな切り出しかたないね?
まあコンビニの姉ちゃんにモーションかけるのも初めての状況だったので浮き足立ってたのです
少し困惑した彼女は
「え?あの、いえ。そんな」
雰囲気的に否定的なご様子、ヤバイと思った私は
「あ、今つき合ってる人とかいてます?
ひょっとして結婚してはるとか?」
「いえ、そういう人はいないんですけど。。えと
そんな初対面の人と。。」
彼女の言い分は至極当然ではありますが、引けぬ私は
「まあ今知り合ったというか。私は一寸前から知ってて」
おのれはストーカーかー!!と思ったのも後の事
んで、こともあろうかバイト君に話を振りました
「あかんかな?どう思う君」
困ったバイト君
「え、いやちょっと。。。」
ま、そんなもんやろ
「あかんかなー?」
もう一度彼女に問うてみると
「あの、今は自由に一人でいたいから。。」
微妙な理由なのだが。。
その後は、まーなし崩し何度かほど押して見ましたが、いい返事もなく。当然と言えば当然。
「この酒は保険やってん」
と強よがって諦めて会計をすませ発泡酒を手にコンビニを後にするしかありません
まあ彼女の理由は兎も角。なんちゅうー不器用な告り方や!!と言うのは言い訳で実際私に彼女を引きつけるチャームが無かったっちゅー事で。どちらの解釈も私の身勝手で。。
家に帰った私は買った酒で心の澱を洗い流しました
三十路前!それでいいのかっ?!
詩人:あいく | [投票][編集] |
ケロヨンの貯金箱に
500円玉貯金をしてる
もう5年ほどやってる
百数十枚ほど入ってて
500円玉タワーを作ろうと
積み重ねてみたが
ある程度積み重ねたら
たいがい倒れて崩れる
なんかメダルみたい
「よーく考えよ〜♪」
頭をよぎった
とりあえずまた
ケロヨンに食べてもらった。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
食事中にIT関係のニュースとか出ると
不意に親父に問われる
「コンピュータにも心はあるんか?」
「あんたの持ってるお箸と同じやで」
「なんでや?」
「あんたが手に持ってるから
箸にも心が生れる
ご飯口に運ぶ仕事に燃える
持ってなかったら
ただの棒切れにすぎんから」
「コンピュータもか?」
「あんたが嫌いして触らんのやったら
コンピュータもただの箱やな」
「人の使い方で心ができるちゅう事か?」
「どやろ?ドラえもんとかロボコンなら
心があるし」
「漫画の話かいな。。。」
と下らない問答をつづける
親父が情報過多の世の中を
揶揄したいのはわかる
がそんな事は問題ではない
問題なのは昨日も寸分違わず
同じ会話をしていた事で
遡れば十数回はしているだろう
老いによるものか
はたまた作為的なものか
計りかねる私では
まだ親父はこえられまい。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
外套の埃を払い
広げて見ると
02/04/05
03/03/28
04/04/03
洗濯屋のタグが3つ
つけっ放しだ
洗濯屋もいい加減なら
私もいい加減だと
タグをとらずにおいた
今年もこれ一枚
世話になる
詩人:あいく | [投票][編集] |
「リンゴですね」
「はい、リンゴです」
「ひどく形の悪いリンゴですね」
「確かに、ひどく形の悪いリンゴです」
「産地は何処のリンゴですか?」
「何処でできたリンゴかはわかりません」
「そのリンゴを誰が食べるのですか?」
「きっと誰かが食べるのでしょう」
「そのリンゴは美味しいのですか?」
「わかりませんが、それは貴方が食べなければわからない事ですね」
「本当にそれはリンゴですか?」
「リンゴですね、形も産地も味も色々だけど、リンゴですね」