詩人:あいく | [投票][編集] |
アメリカの映画なんかでよく
サボテンに飛び込む男の
たとえ話なんかあるけど
「そいつは屋根の上からサボテンめがけて
飛び降りたのさ
もちろんそいつは大怪我して病院行きさ
だからそいつにきいたのさ
なんでそんな馬鹿な真似したんだって
そしたらそいつはこう言ったんだ
『その時はそれで良いと思った』
てね」
あれがすごく好きで
『その時はそれで良いと思った』
って言葉にすごくシビレル
ビリーザキッドとか
明日に向かって撃てとか
ボニー&クライドとか
なんか挙げたらキリ無いけど
この辺の映画の感覚
一見どうしょうもなく
刹那的に見えるけど
本当は果てしなく
未来や夢を思ってて
いま飛び込まなければ
その先は何も無い
そんな一途な思いが
良いのかも
日本の諺の
「清水の舞台から飛び降りる」
とはニュアンスがちがってて
恐ろしく馬鹿っぽいんだけど
煌めきのようなものを感じる
これが若さだけがなせる業でないと信じたい
後半年ほどで三十路迎える私です
詩人:あいく | [投票][編集] |
渡りの鴨が
ぐぅわぁ
ぐぅわぁ
と鳴いているので
私も
ぐぅわぁ
ぐぅわぁ
と鳴いてみたら
目の前にいた小さな男の子も
ぐぅわぁ
ぐぅわぁ
と鳴いた
なかなか楽しくて
安い自分も悪くないと思った
詩人:あいく | [投票][編集] |
時計のアラームが
出勤時刻を知らせる
台風一過ならず残り雨
しぶしぶの片手傘で
ペダル踏み込み出発
集団登校の小学生に
細心の注意をはらう
横並びのバカップルは
道を譲らない
危うく車とこんにちは
雨もあがり傘をたたむ
のぞむは38°の急坂路
チャリンコに鞭打ち駆け上がる
ここは北京の朝か?
佃煮に出来るほどの
高校生のチャリ集団に囲まれる
携帯片手に蛇行運転
やつ等は周りを見ちゃいない
ルーズソックスも健在だ
赤信号で2分待ち
ここらでひとつ小休止
国道の排ガスでアロマです
鼻毛もよく育ちます
一通道路を時速80km
爆走する車の車高が低い
そんなにあおらないで
電動自転車のオバチャンに
何故だか道をふさがれる
電池きれてるのかな?
土手を行く道で
見上げた時に
現れたのは虹の欠片
あれよあれよとアーチを描く
田んぼも川もまたがって
サムデイ♪
オーバーザレインボー♪
現れそして消えるまで30秒
またたくあいだの30秒
通勤時間は1800秒
事務所まで後わずか
1/60の僥倖胸に
今日もお仕事頑張ろう。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
僕はオニギリって言う
彼女はオムスビって言う
下らない事で二人不機嫌になる
下らない事で二人とも譲らない
本当に不機嫌になった理由も
本当に譲れなかった事も
今となってはよくわからないような
今だからこそよくわかるような。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
遥か昔、遊園地で
私「あれ乗りたい」
父「ん、ゴーカートか、あかん」
私「なんで?」
父「お前、免許持ってへんやろ」
私「あ、、、そっか」
アホだった私が
今、思うことは
父への恨みではなく
自らに子ができたなら
同じ様に言ってやろうと
こうして親は子へ
子はまたその子へ
つながってゆくのだと。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
NOと言えない日本人?
ちゃうねん!!
NOって言ってあげたくない日本人やねん!!
あんたNOってゆうたら傷つくやん!!
「菊と刀」でも読んで勉強しいや!!
詩人:あいく | [投票][編集] |
君に価値は無い
誰にも価値は無い
誰にも君の価値は決められない
君も君の価値を決める必要も無い
君は自らの在ることを信じなさい
君は誰かの在ることを疑わないでいなさい
そうすれば誰も君の在ることを疑いはしないから
それでも
どうしても価値が欲しいなら
値札でもぶら下げて歩けばよい
値札に君の好きな数字を書き込んで
そんな行為に価値が無いことに気付くまで。。。