詩人:あいく | [投票][編集] |
私は言葉の通じない
馬鹿が大嫌いなのだ
むむ
向こうから
誰か近寄ってくるぞ
私の直感が告げる
ヤツは相当な馬鹿だ
来るんじゃないぞ
いかん
どんどん近づいてくる
もう一度言う
私は馬鹿が嫌いだ
来るんじゃない
あっちへ行け!!
し、、しまった
どうやらヤツは
言葉が通じないほどの
馬鹿だったらしい
だめだ
ならば逃げるか
って
だから付いて来るな!!
私は怒っているのに
そんなに嬉しそうにするな!!
ううむ
これではキリがない
仕方が無いので
私がコイツに
言葉を教えてやるか
こうして私は
暫くの日々を
その馬鹿に
言葉を教えて過ごした
ふむふむ
だいぶ言葉を憶えたな
よくやったぞ
この調子で頑張るんだ
そして或る日
「私ワ貴方ト
最初ニ出会ッタ日ニ
貴方ノ言ッテイタ
言葉ノ意味ガ
ワカラナクテ
長イ間迷惑ヲ
掛ケテシマイマシタ
ゴメンナサイ
ソシテ
言葉ヲ教エテクレテ
アリガトウ」
ヤツはこう言って
私のもとを去っていった
まさか最初に
会ったときの言葉を
憶えていたとは驚きだな
どうやらお前は
馬鹿ではないから
居てもよかったのに
いやお前に言葉を
教えた日々は
楽しかった
馬鹿でもいいから
いて欲しかった
沢山教えた言葉より
教えたい伝えたい
今となっては
教える事もできない
私の本当の気持ちは
どんな言葉にすれば
いいのだろうか。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
お面を
つくろうと思って
画用紙を買ってきて
紙一杯に
ミッキー?を
描いてみたのだけれども
なんか違うと思うので
シュレッダーに
かけてしまった
このシュレッダーは
やたらに細く長く
裁断してくれるので
まるで素麺のようなのが
沢山出来ました
お面じゃなくて
素麺ができたけど
まぁ似たようなもの
So OMEN
あんまり恥ずかしくって
マスクでも被りたい
気分です。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
アホでいいと
思っていた
アホだって
根性と体力で
この世の中
なんだって
出来る
生きてけると
思っていた
むしろアホに
誇りさえ
持っていた
それが
恥ずかしいだなんて
生まれてこの方
一度だって思ったこと
無いのに
無かったのに
その一言で
僕は恥ずかしくなって
しょうがなかった
泣きたくなった
いや
その夜じっさい
泣いてしまった
ドキドキして
横たえた体を
密かに震わせて
泣いた事が
また恥ずかしかった
「それでもいい」と
言ってくれた
僕とはまるで
正反対の君の一言は
目に見えない
転轍機だったんだ。。。