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あいくの部屋


[1143] 2限目の教科書
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2限目の教科書を忘れたので
1限目の教科書を開いていた
席順に回される音読の順番が
回ってくるかもしれなかった
そーゆぅ時わ大体回ってくる
前の席の奴が音読を終え
しょーがないかと何となく
覚悟を決めたその時に
左の席の奴がコッチも見ないで
私の腰を2限目の教科書で突いた
なんとなしに教科書を受け取って
たどだどしい音読を果たした
どうにか2限目が終わって
左の席の奴に教科書を返す時
ちょっと目を合わせただけで
「あ、、あぁ」
と何だか分らない言い草と
軽く頭をさげる仕草だけで
教科書を返してしまった
だって同じクラスだったけど
よく知らない奴だったから
それでも当たり前に言うべき
その言葉があったはずなのに
その気持ちが無わけぢゃないのに
20余年の歳月が経っても
忘れない出来事だけども
奴の名前わさっぱり思い出さない。。。


「POET10YEARS」

2011/08/10 (Wed)

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