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あいくの部屋


[154] 溶けないアメちゃん
詩人:あいく [投票][編集]

私「アメちゃん溶けんかったらええのに」

父「なんでや?」

私「ほんなら、いつまんでも
  舐めてられるやろ」

父「ホンマにお前アホやな
  溶けなんだら味せんやろ」

私「あっ、そっか」

父「そや、溶けて無くなるから
  美味しかったんやって
  そう思えるもんや」

なるほど
不自然に
消え去る物を
留めようとしても
それを得る事が
叶えられている
訳ではないのだと

いっけん無くし
失いゆく事も
形変わるものの
それは何かを
得ている事なのだと。。。
 

2005/05/16 (Mon)

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