詩人:あいく | [投票][編集] |
時計のアラームが
出勤時刻を知らせる
台風一過ならず残り雨
しぶしぶの片手傘で
ペダル踏み込み出発
集団登校の小学生に
細心の注意をはらう
横並びのバカップルは
道を譲らない
危うく車とこんにちは
雨もあがり傘をたたむ
のぞむは38°の急坂路
チャリンコに鞭打ち駆け上がる
ここは北京の朝か?
佃煮に出来るほどの
高校生のチャリ集団に囲まれる
携帯片手に蛇行運転
やつ等は周りを見ちゃいない
ルーズソックスも健在だ
赤信号で2分待ち
ここらでひとつ小休止
国道の排ガスでアロマです
鼻毛もよく育ちます
一通道路を時速80km
爆走する車の車高が低い
そんなにあおらないで
電動自転車のオバチャンに
何故だか道をふさがれる
電池きれてるのかな?
土手を行く道で
見上げた時に
現れたのは虹の欠片
あれよあれよとアーチを描く
田んぼも川もまたがって
サムデイ♪
オーバーザレインボー♪
現れそして消えるまで30秒
またたくあいだの30秒
通勤時間は1800秒
事務所まで後わずか
1/60の僥倖胸に
今日もお仕事頑張ろう。。。