詩人:あいく | [投票][編集] |
ある年寄りから
こんな話を聞いた
とある小学校の算数の授業で
こんな割り算の問題を先生が出した
「お風呂の水をいっぱいにするのに
川の水をバケツに30杯
汲んでこなければなりません
では、お兄ちゃんの太郎君と
妹の花子ちゃんの兄妹二人で
お風呂の水をいっぱいにしようとしたら
それぞれ何回づつ水を汲んできたらいい?」
問題は簡単な割り算の問題 30÷2
でも、この問題を当てられた男の子は
こう答えました
「お兄ちゃんの太郎君が20杯
妹の花子ちゃんはが10杯です」
と、困った先生は男の子に正しい答えを促しますが
それでも男の子は答えを変えません
「僕はお兄ちゃんだし、妹はまだ小さいし
だから僕が多くやってあげるんだ」
どうやら男の子は自分の家の事情を
問題に重ね合わせていたようです
年寄りの話は何でもないものですが
たぶん、その答えは間違いじゃなくて
なんだか、世の中は公式通りでもないなと。。。