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あいくの部屋


[502] 無精卵
詩人:あいく [投票][編集]

彼の小さい
無垢な手で
温められてる
血の無い
卵の現実は
変わりはせえへん
いつか
割ってまう
いずれ
腐らせてまう
決して孵らん
現実にあたって
その時はきっと
べそかいてるやろ
しょげてるやろ
ほな
哀しませる
くらいやったら
最初に教えて
あげれば
ええやんか
でもちゃうねん
孵らん卵から
孵ったもんが
なんかあるねん
いつかそれに
気付きよるねん
ただ今とちゃうだけ
それまでは
まぁべそかかれても
見守っといたるねん。。。

2007/01/31 (Wed)

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