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あいくの部屋


[632] 絶影
詩人:あいく [投票][編集]

「さようなら」
あたしは
手を振りながら
遠ざかる彼の影を
しばらく眺めていた
「ただいま」
背中に声がしたので
振り返ったら
彼だった
「一周して来たの?」
と聞いてみたら
「うん」
と頷いてくれた
ふと気づくと
彼の足元に
影が帰って来ていた
世の中って
そんなもんかなぁ。。。

2007/11/07 (Wed)

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