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あいくの部屋


[722] ピロ子
詩人:あいく [投票][編集]

やっぱりピロ子は
歌が上手いわ
何だかんだ言うけど
ホントの事よ
かく言う あたしは
何時まで経っても
てんでヘタクソ
つづけているだけ
と言うよりも
しがみついてる
いっその事
止めてしまえば
何年かたった時に
もしあの時つづけてたら
いつかはモノに成ったかも
なんてね もしも 
なんて思えるのかもね
でも つづけて行く限り
何時までも下手なままだって
思い続けるだけなのよ
好きだから つづけられる
言葉の意味はどうでもよくて
口にすれば安心してる
ただ便利な呪文になってる
昔はそうじゃなかったのかもね
押入れの奥にしまってある
ボストンバックは
何時も帰りたがってる
ココに来た時から
初めっからそうだった
だから押入れだけは
暮れの大掃除もしなかったの
ピロ子のうちにも
そんなバッグがあるのかしら
永遠につづけられる
そんなわけ無いって解ってる
だから あたしはただ
時間が過ぎるのを
待ちつづけているの
止めなきゃしょうがない
誰だってそう思うしかない
そういう時ってあるでしょ
そんな時間になるまでね
だから悔しいけれど
ピロ子の歌を聴きながら
今夜も早く寝てしまうのよ。。。



2008/05/06 (Tue)

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