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言いたい事が山ほどあるのに
心の中 うまく言葉にできない
不思議ね
苛立つ時は気持ち以上の言葉が
ぽろぽろ 要らない程に出てくるのに
出てこない言葉は
ただ、静かに涙になって
ぽろぽろ
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不自然に反対に回る秒針から見えてた
何処かの誰かの高層マンション
不揃いに灯る オレンジや白
洒落たウッドブラインドから漏れる灯り
何の疑いもせずにあそこの住人は
しゃぶしゃぶを食べる様な
アットホームが浮ぶと
幼少期の寂しい音と同じリズムで
胸がイガイガ鳴った
静かすぎる真夜中のバイパス
乾いた風に乗って青い車を走らせる
規則正しく並ぶオレンジの灯り
灯されたり 影たり 交互に 繰返し
このまま消えてしまえたい
胸が イガイガ イガイガ
そんなとき
イガイガと同じリズムの
気の利いたスロージャズ
カーステレオが優しく喋り続ける
これは たぶん、
好きさ
ずっと
静かに
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海に続く1本の道の上
オレンジの太陽が覗く
そんな場所が好きさ
そんなに遠くない頭上で
鷹が何かを狙って
羽を広げ何度も旋回してさ
しなくていい事
わざと やって
恐さを 感じて
強さを 確認する
最近のお気に入り
The Weeknd
耳は閉じれないからね
それから
目を閉じて思い切り
run run
暗闇
早くなる息遣い
イヤフォンからもれる
脈の流れ
熱い血は汗
生きてる って
感じる瞬間
午前6時半
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触れると冷たくて
手が悴むんだ
触れると冷たくて
すぐとけだすんだ
あなたに似ているね
たくさん一喜一憂して
いっぱい泣いたこと
こんな風に些細なことで
懐かしくて
あたたかくて
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«道»
黒い波の向こうに朝の気配がする
消えない星が私の胸に輝きだす
悲しい歌もいつか懐かしい歌になる
見えない傷が私の魂彩る
転んでも起き上がる
迷ったら立ち止まる
そして問う あなたなら
こんな時どうする
私の心の中にあなたがいる
いつ如何なる時も
独りで歩いたつもりの道でも
始まりはあなただった
It's a lonely road
But I'm not alone
そんな気分
調子に乗ってた時期もあると思います
人は皆生きてるんじゃなく生かされてる
目に見えるものだけを
信じてはいけないよ
人生の岐路に立つ標識は
在りゃせぬ
どんな事をして誰といても
この身はあなたと共にある
一人で歩まねばならぬ道でも
あなたの声が聞こえる
It's a lonely road
you are every song
これは事実
私の心の中にあなたがいる
いつ如何なる時も
どこへ続くかまだ分からぬ道でも
きっとそこにあなたがいる
It's a lonely road
But I'm not alone
そんな気分
※宇多田ヒカル “Fantôme”より
母を彷彿させる歌
弱さの中に揺るぎない強さを感じる詩
とても素敵だからこの場をかりて
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蕁麻疹みたいに
夜に発作
忘れたのに
声が聞きたくなる
ダイヤルの無い時代に
ダイヤルを回したくて
抑える衝動
仰向け 天井
オレンジ色に光る豆電球
目をとじて…
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産まれた時から
素直に泣かず
ごめんなさい
ずっと ずっと
ただ
きつく抱き締めて
愛してほしいだけなのに
ずっと ずっと
叶わない
たったひとつでいい
愛をください
死ぬまでに
愛されたい
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そんな意味なんかなかった
そう なかった
それは寂しいと思ったことだけど
そうじゃなかった
自分勝手な自分を責めるな
きっとみんな自分勝手だから
謝るのも変だし
笑うのもおかしい
メンソール 吸いたい
生まれも
生き方も
もちろん違う
これでも
けっこう感謝してんだ
だからその
鈴の音がしゃんしゃんと
ゆく先々で花が咲きほこるように
君に幸多かれ
かしこ