詩人:祈緒 | [投票][編集] |
春夏秋冬の季節を巡り
子供は 少しずつ大人になっていく
僕は思う
「大人になんかなりたくない」
でも 時は流れ続ける
僕がどう足掻こうと
僕は大人になっていく
今の僕が白いかなんて判らない
でも 少なくとも
未来の僕よりは
ずっとずっと白いだろう
未来の僕は
染まりきっているのかな
混ざりに混ざって
真っ黒かな
僕は
いつまで経っても
白で在れるだろうか
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あなたの夢を見た
あの場所で
私に背を向けてた
実際に在る場所だったから
凄く現実味があった
あなたが 何処かに行ってしまいそうな気がして
私は あなたのことを
何度も何度も呼んだの
叫び声みたいな声で
とにかく沢山
あなたの名前を叫んだ
でも
私の声は
周りの騒音にかき消されてしまった
ひどい騒音の中
あなたの声だけは
よく透き通って
私の耳に届いた
"もう追いかけて来んな"
目が覚めた私は
人形の様だった
でも
ねぇ
何で泣いてたの?
あなたを泣かせてるのは
アタシ…?
…じゃぁ責任持って
あなたを笑顔にしなくちゃね
幸せにしたいの
だから…
まだ
好きでいて良いですか?
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失いたく無いから
自分を隠すのは…
違うよ
それは違うよ
大切だから
失うのが怖い
怖いけど
隠しちゃダメだ
正面から向き合って
時にはぶつかりあって
ちょっとずつ
お互いを知っていくんだ
君の思い人だもん
そう簡単に壊れたりはしないさ
ちょっとの勇気で
君は
君でいられるんだ
君の存在は
確かに
そこにあるよ
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星のない夜
『真っ暗だ…』
視線を落とせども
地上には何もない
目から零れる何かを
地上に落とすまいと
もう一度
空を見上げた
星がないせいか
月が いつもより
美しく映えていた
ふと君を思い出して
結局 それは
地上に落ちた
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人には
笑顔が一番似合うよね
さて、何故だろう?
私の趣味?
いや 違う
タレ目が好きだから?
だから違うって
じゃぁ何よ
うーん…
僕が思うに
それが
本来あるべき表情だからじゃないかな?
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思いでの歌
思いでの場所
思い出の日
思い出の時…
君を思い出す要素なんて
沢山あるんだよ
そして
思い出す度に
泣きそうになるんだよ
君と一緒に居たい
ただそれだけなのに
なかなか上手くいかないね
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人は 何かをきっかけにして 変わってしまう
その"きっかけ"とは何か 考えてみる
それは その人にとっては とても大きなモノ
………ううん
違う
きっと それは
とても 些細な事だったんだろうな
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一人が好きだ
そんなの嘘だね
本当は
寂しいんだろ?
独りになるのが 寂しいんだよね?
…本当は
大好きなんだよね?
一緒に居たいんだよね?
でも
いつか独りになる時が来る
それを思うと
怖いんだよね
弱い自分が
何よりも大嫌いで
塞ぎ込んで
一人になる
強くなりたいなら
追いかけてみなよ
転んでも
見失っても良いから
ただ
がむしゃらに 追いかけてごらん
疲れたなら
休めば良い
僕は ずっと此処に
君の隣りに居るから
目の前が滲んできても
君のテノヒラには
きっと
何かが生まれるはずだから