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祈緒の部屋


[14] 夢の報せ
詩人:祈緒 [投票][得票][編集]

あなたの夢を見た



あの場所で

私に背を向けてた




実際に在る場所だったから

凄く現実味があった



あなたが 何処かに行ってしまいそうな気がして

私は あなたのことを

何度も何度も呼んだの

叫び声みたいな声で

とにかく沢山

あなたの名前を叫んだ


でも

私の声は

周りの騒音にかき消されてしまった



ひどい騒音の中

あなたの声だけは

よく透き通って

私の耳に届いた












"もう追いかけて来んな"
















目が覚めた私は

人形の様だった








でも



ねぇ




何で泣いてたの?




あなたを泣かせてるのは



アタシ…?





…じゃぁ責任持って


あなたを笑顔にしなくちゃね


幸せにしたいの




だから…








まだ

好きでいて良いですか?

2007/08/07 (Tue)

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