詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
薄闇にまぎれたその顔に
一筋の赤い線
暗闇に情事変貌するのは
小さき幼顔
相判する二つの顔に
共通するは
その笑顔の御心
闇に浸かった魂と
取り込まれようとしている魂と
通ずるは瞳の暗闇
崩壊した心に語りかけるは
赤い影
空いた魂に触れるは
黒い影
美しき魂と
醜き魂と
廃れた心と
情ある心と
相対的な魂と心
求める心と
憎む心
そして
悲しい人間が残る世界
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
−−−ごめんね・・・
ヤろうとすれば
簡単に出来るんだよ?
私があんたの首を絞めること−−−・・・
まぁ
でもさ
出来るかどうかは結局
心の持ちようだけれど
多分
いざヤろうとすると
ためらうかも
だけどおさまらないんだよね
あのキモチ
・・・どうしよう
ヤろうとすれば−−−
力で負ける?
でも誰だって油断してる時はあるよ・・・
チャンスはいっぱいある
・・・ごめんね
ヤろうとすれば簡単に
出来るんだよ?
・・・あんたの首絞めること−−−
今ならば−−−・・・
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
「もう一度逢いたい」
叶わぬ思いだと承知しているけれど
どうしても願望が疼きだす
大好き…
この想いはいつか消えてしまうのだろうか
いつか小さくなっていくのだろうか
暖かくて大きな肩に触れてみたい
一緒に笑っていたい
まだ幼かったけど
あの頃は楽しかったのを覚えてる
小さく白いモノになってしまった
軽かった…
まだ覚えてる
ごめんね?そして本当にありがとう
私はもうあの頃より数倍大きくなりました
私がそっちに行ったら一番におんぶして?
叶わぬ願いだとわかってる
無謀な事だとわかってる
逢いたいんだ
ただ、逢いたい
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
静かな夜
静かな空間
夢を見る
労力でもなくて
ただ夢を見る
静かな風
静かな空間
そっと語りかける
理由はないけれど
保つために・・・
静かなあの土地
静かな空間
恐怖にかられる
何者かもわからず
ただ怖いの一言
静かな水
静かな空間
あなたは泣く
ただ悲しいだけで
頬に滴る熱いもの
静かな海
静かな空間
あなたは歌う
観客はいないけれど
ただ奏でている
静かな森
静かな空間
ざわめく音
あなたを蝕む
小さな小さな罠
静かな昼
静かな空間
私は夢を見る
ただ見る
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
孤独は怖いんだね…
『助けて』ってコトバが
虚しく空(ソラ)に吸収されて
自分で選ぶしかない現実
誰も信用出来ない…
必要のない私だから…
甘えを捨てたつもりだった
だから頑張ったんだ…
でも…自分を傷つけるしか出来ない私なんだ…
ごめんなさい…
こんな私でごめんなさい…
おもいっきり泣ける
そんな夜が来ると信じてた…
そんなの来るわけない
こんな私なんだから…
いくら後悔しても
過ぎたものはしょうがないのに…
死にたい…
もう…死んでもいいですか…
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
(あ〜ぁ、今日も駄目だ)
・・・なんてコトは
しょっちゅうで
毎日 何かしら後悔が残っちゃうんだなぁ・・・
その日は
これが精一杯で
でも今日は
これが簡単に
出来ちゃうんよ
後悔ね・・・
明日が来たら
やっぱり今日を
後悔するのかな・・・
精一杯したのにさ
やっぱり後悔
しちゃうんよね・・・
(もっとあぁすればよかった)
(こうしたら変わってたかな・・・)
なんて考えたり
やっぱりしちゃう
明日になれば
やっぱり後悔・・・
“今日”を後悔しちゃうの
『後悔』って
なんだろうね・・・
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
もし、私に心がなかったら今どうなっていたんだろうか−−−・・・・・
「おはよう」
・・・その言葉で始まる『今日』はまた昨日と違うことが起きる
だけど
心がなかったら?
言葉をしゃべんないかな
動くかな 自分の体
挨拶をしても何も感じぬ自分がいたら−−−
動くものをみても何も感じぬ自分がいたら−−−
『恐怖』−−−感じぬ自分がいたら−−−
どうなってるんだろう?
感じるものは白黒だろうか
わかるものは何かあるのか
それでも
からっぽでも
満たしてくれる存在を求めるだろうか
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
短い期間に見つけたモノも確かにあった
それは大きくて、大き過ぎたけど
大切なモノだからさ
忘れない
短い期間に見つけた大切なモノ・・・
思い出を地図に書き込んで歩むよう慎重に
数箇所の大切な場所を捜し出す
そこで
笑ったり
泣いたり
時には愚痴ったり
楽しい時間を過ごす
だから・・・
忘れない
思い合う
心の思い
すれ違う
心の思い
様々想いは違えど共通箇所もあるだろう...
・・・失ったカケラもあるけどさ、現実はまだ続いてるからね
せめては見つけたモノを大事にしよう...
忘れぬように
詩人:楠崎 志杏 | [投票][編集] |
ひんやりとした空間
ただ立ち尽くす人影
漆黒の世界で
ただ一つ、
ただ一つ見える人影
足元から伝わる冷たい気配に
感覚と感情が支配される
とめどない黒い感情が押し寄せる中に
微かな抵抗の色が見えた
…感覚…
何処までも続く黒に
僅かに片足をいれながら
それでもソレは動いた
ひんやりとした空間
ただ立ち尽くす人影
漆黒の世界で
ただ一つ、
ただ一つ見える人影
ゆらりと動き、ただ上を見つめる
諦めかけた感情
抗う感覚
双方の影がやがて一つへと重なる
漆黒の世界は永遠ではないということ
・・・