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楠崎 志杏の部屋


[59] 空への祈り
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

あの日の傷みさえ
風に消えていくの…?

雲の流れは『私』を
思い出させて
風の温度は 手を
ふるえさせた・・・

『私』の雲の流れは
風の赴くままに
流れ流れていくの・・・

今はただあの日から
逃げ出したいのだけなのかもしれない

君を傷つけた『私』は
今でも確かに
存在しているの・・・

空へ

私はもう

人の傷つく姿を

見たくないです・・・

どうか

どうか

皆が空を見て

平気で泣ける

優しい人と

出会えますように・・・

あの日の『私』を
今の私なら救える・・・

きっと笑顔で・・・

2006/06/18 (Sun)

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