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楠崎 志杏の部屋


[89] 指を切り落としたアクマ
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

パパ…パパ…。
ねえ、私…「邪魔?」

あのね…
今日言われたよ

「もう、要らない」

ってさ。

私、要らないんだって。

用無し人間になっちゃったよ。

…なんでだろう。

口で言うと泣いちゃうの
…書くだけなら大丈夫なのに。

…私は要らない人間?

私は指を切り落とした。

必要な指を。

…だから、要らないの。

…私はアクマ。

人間にとって天敵の悪魔…。

生まれ変わったらね

必要な人間になりたいなぁ…

2006/09/25 (Mon)

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