ホーム > 詩人の部屋 > 楠崎 志杏の部屋 > みみ

楠崎 志杏の部屋


[93] みみ
詩人:楠崎 志杏 [投票][編集]

何してるんだろう。
本当の心を隠して。

鈴がリンと鳴った。
余韻に耳が震えてる。

綺麗な音を求めてる。

いつだってそう
一度だって満足に
上手く出来ない…

聞きたくない。
そんな汚い音…。
そう思って
閉じてしまう。

必死に耳を覆うのは
ただの自己防衛で…
いつだって
自分を守るのに一生懸命

汚れてるのは嫌い…

だから、
綺麗な音、汚い音と
比べてる耳も大嫌い。

だけど…
聞こえてる声は
どれも個性に溢れてる。

個性には
嫌いとか、好きとか
そんなんないよね。

耳は個性をとらえる

2006/11/20 (Mon)

前頁] [楠崎 志杏の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -