詩人:明石家3万円 | [投票][編集] |
もうどうにもならん
ここにいたない
家出をするには十分や
今までいたとこから
飛び出したら
気持ちええやろなァ
背負ってくもんは
減らんのに増えていく
重く感じてな
ゴミ捨て場を探したわ
新天地でやり直すわ
学校も行かへん
しがらみや家さえも
斬って捨てたるわ
こんな狭苦しいとこで
一生終えてたまるかい
冒険が呼んどる
はよ行かな
のうなってまうで
ほんならな
一地点に留まっとれる
タマやないねん
世話にはなったけど
もう会わへんやろ
家族にグッバイ
知人にグッバイ
今までにグッバイ
賢さにグッバイ
計画にグッバイ
グッバイ!グッバイ!
教科書から飛び出した
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お別れだね?
終わりだね?
いま君は何を思う?
変わりゆくウェーブ
ほんとは
離れたくないけど
我儘と
言われそうだから
修行にもならないから
生き心地の良い場所で
立ち止まってるなら
どうか気づいて
人生はクイズだよ?
わからない
だらけでいい
いずれ身を以て知る
それを理解と言う
頭の中だけ優等生
そんな学力ほしくない
裏切る事で
強くなれるとすれば
目的を持って
生まれてきた訳じゃ
ないけれど
僕は弱くなるよ
きっと誰かのために
なぜ
気持ちのいい方へ
行くんだろう?
どんな自己弁護を
用意してるんだろう?
みんなやってる
あぁ素晴らしいぜ
人だかりのある方へ
そのチームワークを
教育と呼び野次馬人生
遅くないよ?
やり直しは大事
僕は信じない
教わった事も確かめる
僕は違うかも
しれないじゃないか
失敗でもいい
実際やりもしないで
付いて行くだけの
君たちがなにを言うか
終わりだね?
決裂だね?
緊急事態と言うなかれ
汝
死に給うことなかれ
けもの道を行くなかれ
さみしくたっていい
前例がなくていい
引っ張られるんじゃ
なくて
僕が築きたいから
栄華を極める君は醜い
慣れが人を変える
増長は人を遠ざける
先生よぉ
校長の仕事は何なんだ
一番いい服を着て
上等なソファがあって
そこを掃除するのが
なぜ僕らなんだ?
矛盾してるじゃないか
言う事は立派でも
実行
してないじゃないか
お別れだね?
大人を見て子供は育つ
でも
見たくない奴ばっかり
終わりだね?
こんな僕だけど
テストの点が悪いから
歓迎されない子供です
僕の使いみち
僕はどこに行けば…
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ゴロゴロ‥
ゴロゴロゴロゴロ!
ピカっ!
ゴロゴロゴロ‥
「キャーッ!」
ピカッ!
ゴロゴロ‥
空が壊れてる
修理屋さん呼んだの?
ハシゴを持って
やってきた
おのれ
何処に上る気だ?
何処に上る気だ?
人も壊れてる
しかも手遅れっぽい
落ちる
ライライ落雷
ライライ雷鳴
説教も雷もしつこい
いつか君も
秘かに愛しい君も
壊れゆくのだったら
ぼくは
避雷針となろう
動かないように
固定されて
「あぅ…さわれない
お前たちを護る為に
縛りつけられた
わけじゃないやい
ぼくの上を平気で
歩いてゆく者に
天罰を
いまアンタが
つっ立ってる位置に
触れられたくない
結界がある
君に届きさえすれば
この命もいらない
満足と言うものは
かなり前に
設定してあり
君と話す事できない
視線も現実同様逃避
君と
ぼくの未来など
ありえはしない
用意しないで
意気地なく
将来性もないぼくは
生涯
君のファンクラブを
脱退しない
ぼくが作った
君のファンクラブ
会員は
ぼくひとりの
他の誰も
ぼくは認めやしない
たとえ壊れても
すでに壊れても
過去も未来も
あの
君の笑顔には
かなうまい
そして
いまが死ぬ時
最期の瞬間には
君を
鮮明に焼きつけて
これ以上は望まない
最高の顔で
記憶が薄れる前に
一刻も早く」
生憎の空
死ぬと
もれなく
解放がついてくる
束縛だらけの
Sな世の中
空も壊れるさ
人も壊れるよね
誰かを恋いながら
ぼくは
死だけ信じる
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机の中に
あの子の名前を
ただひたすらに書いた
大好きノート
‥と言うものが
ある事は
意外と知られてない
こんな男から
好かれても
嬉しくないだろう事は
容易に想像できる
僕はいつも
下を向いてきた
生まれた時に
生まれたくなくて
泣いたと
お前は間違って
生まれたのだから
遠慮して生きるように
親から言われたんだ
そんな僕が恋をした
とどまる事を
知らない気持ち
別人かと思うほど
あの子一点に集中して
注ぎ過ぎたジュースは
こぼれるよね?
You!
優!
I Love You!
キミをどれだけ想って
夜を飛び越えてきたか
You!
優!
I Love You!
キミの名前は多分
僕の方が
いっぱい書いてると
思うんだよね
できればキミに
飲んでもらいたいと
思ってるんだよ
でなきゃ
水浸しで周りに
迷惑かけちゃうよ?
You!
優!
I Love You!
好きは伝わらない
強さだけじゃ
伝わってくれない
だけど
よくよく
考えてみれば
僕を好きになるような
キミは
嫌いだと行きついた
ラララ〜
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勉強って
何で苦手なんだろう?
何で嫌いなんだろう?
‥と
思ってたけど
ようやくわかった
「強」って字が
入ってるからなんだ
強そうなんだもん
興味もなく
趣味でもない事で
争うなんてできないよ
相手が強いなら尚更だ
でも
大人はススメるね?
僕は強さと
無縁でいたいよ
自分の子に
「強」と戦わせる
みなさん
そんな親には
ならないで下さい
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おもいッきりテレビを
欠かさず観て
健康には
気をつかってたのに
交通事故で
死んだんじゃ‥
意味ないじゃないか!
意味ないじゃないか!
バカヤロー!!
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ほんとうに
血も涙もなく
いつでも君を殺せます
親しくもないし
究極の他人って感じ
ぼくは
なんの足音もなく
呼吸をとめたいんだ
無音で生きたい
ひっそりとね
命があるからこそ
ぼくの心臓は痛むよね
だから閃いた
止めたらどうだろう?
‥ってね
もう大事にされない
ぼくはいらない
一日もいらない
今日から君を殺せるよ
ぼくも殺す
特別な感情もなく
ぼくは生涯で
いったい
何匹のアリを
踏み殺してしまうのか
虫も
殺さないような
顔をして
いつだって
人間ほど
繕う生き物はない
ミシンも針も
糸も捨てちまえ
大事がなにひとつ
なくなった日
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女性用下着買った
家に帰って
早速つけてみた
快感!
遠いあの日の‥
お医者さんごっこの
延長線上だね
保健室はいやらしい
先生が
誘惑してきたら‥
捕らぬ
たぬきの皮算用に
2時間を費やしました
誰ひとりとして
気づかない
僕がいま穿いてるのは
ピンクの可愛いやつ
変態だ
自覚がある分だけ
救いもあるよね?
ある日
電話が鳴って
貴男を日本一の変態と
表彰したいと言われ
僕は怒鳴った
世界一だ!
AH
僕を見て
もっと見て
穴があくほど
犯すように
腰を振るよ
視線が食い込むよ
服も皮膚も脱ぐよ
気分は理科室
お待ちかね
僕のショー
ネットショー
ヴァージンショー
女性用下着つけて
くつ下はいて
微笑む僕がいた
ネットオークション
実は僕込みで
僕込みで
なんと3万円!
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ぼくに
選挙権をくれなかった
法など
守らなくてよい
ぼくに
幸福の道を
用意してくれなかった
両親や人生など
感謝の言葉はない
ぼくに
ぴったりの女を
存在させなかった
運命や神など
信じる気は毛頭ない
恨みがましく
生きるんだ
いらない物は押しつけ
だらだらして
手抜きで生まれたから
手抜きで生きよう
ぼくに
正当な評価を
くださなかった
出会ってきた
すべての人たちを
皮肉を食しながら
尊敬するよ
おぼえてやがれ
目にもの見せてやる
ぼくを
バイ菌みたいに
フォークダンスで
手を
取らせてくれなかった
あの時
あの場所にいた
全員と
当事者のあの子を
許す気など
何年たった今でも
到底なれず
ぼくは横道を逸れ続け
「大丈夫」
そう言ってくれる人も
居なかったから
叶わなかったから
人生の森の迷い子だ