詩人:明石家3万円 | [投票][編集] |
愛してるよ
そうつぶやいた
相手がいない
君は
去らないでいて
かすれた声で
白状した
いつの日にか
会うだろう理想の人に
愛は不滅です
なにそれ?
aiwaって
電気メーカーの事?
徹底的に
逃れたい
マブラブストーリーは
だからさぁ
ぼくは誰かと
いちゃいちゃする
権利を放棄する
心なく愛してるよ
心からぼくを
どこに行くあてもない
みっともない
浮浪者姿の億万長者
ぼくだけは外見で
判断したりはしない
右手と左手の
小指が不自然に結ばれ一生そばにいるよ
その
口説き文句に
ぼくは
壱も弐もなく
ただ
‥‥信じた
‥信じきってみせた
トイレットペーパーの王冠をつけ
プルタブの指輪
磁石そのままのピアスここは刑務所
ぼくは出所する
ぼくを抱きしめながらつぶやく
愛してるよ
ひざを
ギュ〜ッと抱きしめた
はなせば
遠くへ行くようで
ぼく生きてますか?
信じられないでいる
今日も
きっと明日も
そのまた次の日も
振り返ればおんなじさ
会話なかった
会話なかった
もう半年先の分まで
日記をつけた
暗い
電気ってのは
スイッチを入れるから
明かりが灯るんだ
明暗の
責任はぼくにない
その電源が
どこにあるかも
知らないんだからね
先生
ぼくのヒューズは
もしかして
飛んでるんですか?
ぼくだって‥飛べる
正しくは落下だ
むしろ落下だ
死ぬ事ばかり一人前だ