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明石家3万円の部屋


[138] 仮面の☆
詩人:明石家3万円 [投票][編集]

ほんとうに
血も涙もなく
いつでも君を殺せます
親しくもないし
究極の他人って感じ

ぼくは
なんの足音もなく
呼吸をとめたいんだ
無音で生きたい
ひっそりとね
命があるからこそ
ぼくの心臓は痛むよね
だから閃いた
止めたらどうだろう?
‥ってね
もう大事にされない
ぼくはいらない
一日もいらない
今日から君を殺せるよ
ぼくも殺す
特別な感情もなく

ぼくは生涯で
いったい
何匹のアリを
踏み殺してしまうのか

虫も
殺さないような
顔をして
いつだって

人間ほど
繕う生き物はない
ミシンも針も
糸も捨てちまえ

大事がなにひとつ
なくなった日

2005/09/16 (Fri)

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