詩人:泉 浩祐 | [投票][編集] |
胸が苦しい。
身体中痛い。
頭も痛くて 抱え込んだ。
ぬるっと生温かい液体に触れた。
『・・・血?』
笑えちゃうね。
『・・・くッ くくく・・・ははっ』
血ぃ流したり、
涙流したり、
俺は生きてるのに。
誰も俺を認めない。
風の質問に答えてあげよう。
『不必要な物って?』
笑えちゃうね。
『自分だよ、自分。俺自身さ。』
社会中から無視されたり、
俺の居場所が無かったり、
俗に言う『いじめ』ってやつ?
いや、そんな生ヌルイもんじゃねぇだろ。
紅く映えた傷口。
流れ出した血。
透明にしたたる涙。
落ちた手首。
笑った口端。
生ゴミ。
もぉ、いらない。
子供みたいな言い方だった。
不必要な物は 捨てましょうか。
さぁ 死んでしまった俺を捨てて。