詩人:泉 浩祐 | [投票][編集] |
頬を撫でる風がまだ冷たい春。
チェリー色したギターは僕の恋人。
夜空の下、君に唄おう。
君も僕の大切な恋人だから。
気持ちを明確にしても意味はないだろ?
「愛してる」や「好き」以外で君にもっと伝えたいよ。
僕の想い、身体で感じてくれよ。
淡い桃色は、まだつぼみのまま。
そのあいまに輝く星を見つけたんだ。
見上げた夜空の王者オリオンは
今、僕等の立っている地上からは遠いけど、
僕等はそれほど遠くないだろ?
君は今、何を見てる?
色濃く咲き始めた桜と共に、唄う僕が見えているかな?
僕の声が君の心に響いていると良いんだけど。
チェリー色したギターを持って唄うよ。
空の王者より輝いて見えた君に唄うんだ。
僕の想い身体で感じてくれよ。
・・・僕等はホラ、手をつなげるほど近くにいる。