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亜紅亜の部屋


[65] メール
詩人:亜紅亜 [投票][編集]

家に帰りつく…    鞄を投げ出して    崩れるように座り込む            そして考えるのは…  ううん…       何も考えられない…             助けて欲しいただ一心で貴方にメールを送る…            そのあとはダムが崩壊したみたいに涙を流す… 自分が生きていると実感するために自分自身を傷つける…                  でも…最後には自分を殺そうとする…                そんな時に貴方に送ったメールが返ってくる…            虚しく響く着信音…  私は…凶器を手から離す…          また…貴方に助けてもらった…        その嬉しさと     まだ私が生きている… 悲しさが胸の中を渦巻いている                   貴方からのメールを開く…          貴方には会えないし  声を聞くこともできないそして、顔さえも知らない…                    でも、貴方に出会ったあの日から何度貴方に救われたか…       わからない…                貴方にいつも私が言う無機質な言葉はすべて私の伝えたい思い…               貴方からのメールが私を救う…                   でも、私は…貴方に何かをしてあげられていますか…?                   貴方の足枷になってはいませんか…?                そう思っても…    助けて欲しい一心でまた…貴方にメールを送ってしまう…                  ありがとう…     そしてごめんなさい…

2007/01/25 (Thu)

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