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ゆにこの部屋


[113] 空が目醒める
詩人:ゆにこ [投票][編集]

不安に寄生されたみたいに
悩みとコンプレックスで
いつもいっぱいだったの

いじけてばっかで
自己嫌悪と劣等感が
心によくない種をまいて

ほんとの気持ちにも
にぶくなったりしてた
色んなことを忘れちゃってたよ

極端な思考回路は
すぐに何かを
壊すように仕向ける

ときどきすべてを
放り出したくなるのも
どうしようもなく孤独を慕うから

でも本音はきっとそうじゃない
希望はどこかに
ちゃんとあって

あきらめが悪いからこそ
こんなにも
まぶたを腫らしてる

ねぇ死にたいときに
あなたの顔を
思い出すのはなぜかしら

溶けるような朝
空が目覚めた
知らないメロディーが響いて
胸がじんとした

まだ少し心は震えて
ひとりの道はこわいけど。

このままゆく先
どうか素敵ななにかに
めぐりあえますようにって

しあわせなことが
待っていてって

ちいさな光を見つけたら
それを大切に
まもるのよ

それを信じてあるくのよ

見失いそうなとき
みあげれば星
ひとつひとつの過去に
別れを告げるなら今しかないわ

2015/07/11 (Sat)

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