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ゆにこの部屋


[147] もう居ない君
詩人:ゆにこ [投票][編集]

アクセル踏みっぱなしで
君は走り抜けていった
すれ違うばかりで
なんとなくギコチナク。

それもまた少し快感?
そんな日常繰り返せば
いつも通りのルーティーン

叫びつづけてやっと止まった
急ブレーキが癖になる
ミラー越しに眼があい

さっきなんて言ったの?
「さっきはさっきだよ」
昨日はどうしたの?
「そんなのもう忘れたよ」

言ってることとやってることが
ぜんぜん違ってる!
「今に生きてるから仕方ない」
ちぐはぐな会話でごまかしても

もどかしささえ麻痺させて
愛しさに変わってく
余計に逢いたくなってくる
でもそんな自分も
キライじゃないの

なにも知らないのに
なにも知らないから
どんどん深みに
落ちてゆくみたいよ?

絡まったままでほどけない
沈黙がつづけば
君はすぐにアクセル全開!!

また世界を駆け抜けてくの
私を振り切って消えていくの
音速より先に生き急ぐの

私の答えも聞かないうちに。

無謀な危うささえ魅力なら
こんなドキドキ
ハートがもたないよ!

もう居ない君
もう届かない君

だけど明日にはきっと
また恋しくてしょうがないね

2015/08/05 (Wed)

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