詩人:ゆにこ | [投票][編集] |
うすぐらい夢の中に
ほんのちいさな
野望の影....。
芽吹いたあとで
光と雨を待った
あなたの幻を
みつづけているよ
あなたも知らない
わたしだけのあなたが
もはや別人のような
あなたの姿かたちをした
だれかの輪郭が
日に日に
育ってゆくばかり...。
妄想にすらも
心が追いつかない
確かにあのとき
その腕を掴んだ
気がしたけど。
荒れた砂漠の
ど真ん中
嵐を期待するような
開花を夢見るような
向こう見ずな
気まぐれが
いつもいつも
自分さえも狂わせる
孤独となれあう
意味はあるかな?
ここで待機する
必要があるかな?
答えのない道で
矢面に立つのは
良くも悪くも自分ひとり
後にも先にも
自分ひとり...。