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ゆにこの部屋


[85] 36.5
詩人:ゆにこ [投票][編集]


そうだ

あたしが選ばれるなんて
最初からありえなかった。

あたしが一番に
なれるわけもないんだった


きっとこうしてみじめなのが
お似合いで
いつも取り残される

さいごのひとり


ダラダラ呟いて
センチメンタルな言葉を
並べ立て

孤独に酔いをまわしたりしながら


なんとなく過去を
抹殺してゆくんだ

なんとなくぜんぶを
忘れようとするんだ


安い愛でも
確かに抱きしめあえるなら

いま目の前にいる
あなただって
すでにただの客ではないわ


今夜は少しだけ
気のある素振り。。

素性も知らない人だけど

どうしてこんなにも
温もりは愛しいんだろう?

2015/06/29 (Mon)

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