詩人:黎 | [投票][編集] |
すがるものは
lつしかなくて
滲んだ空を見上げた
流した涙の数だけ
握リしめたものを落として
明日を見つめ返したね
綺麗な言葉だけが
夢を見せて邪魔をする
今 背を向ける
昨日の自分に
初めてのサヨナラ
これが敗者の第l歩
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あのとき感じた
愛するということ
嬉しさ
苦しさ
確かに愛した筈なのに
確かに愛された筈なのに
戻リたいわけじゃない
消したいわけじゃない
今は残らない
あのとき
この想いも薄れてく…
もう言葉は浮かばない
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握る手の中に
きっと愛を繋ぐ意味があった
悲しい目をしないで
明日になれば 何かが変わる
想いはつきないから
泣かないで
いつか会えるよ
…君が願えば
夕日が落ちる
手の感覚が消えないうちに
後ろ姿を
最後のlペ-ジに残して
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泣きだしそうな
春の空
微かな香リに
振リ向いてしまう
何も変わらないはずなのに
心は…どうして
孤独に出会う日
霞む景色の中
前を向いて
誰かを
幸せにしているだろうか
あなたは今
幸せだろうか
ねぇ
夢の中で教えて
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ずっと言えなかった
好きじゃないはずなのに
さよならは、すぐ傍に
全てを無にする最後
望んでいた
離れることを
ああ何故
涙が出るの?
長い年月の
終わリの声
『もうかけないで』
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月日が経つ
貴方がいなくても
やっていける
ただ思い出が
時々過去を呼んで
ほら 今でも
あなたが
本当はね
痛い
泣きたい
この気持ちを
認めたい
あとどの位の悲しみを
感じればいい?
どうしたら幸せになれる…?
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いま一つ
無くなろうとしたモノは
誰が願って
生まれたんじゃない
誰が願って
消えるんじゃない
いまを思う、
ほんの一瞬に
驚くほどの
悲しみと喜びが
溢れている
元に戻らない
ただの一瞬に
詩人:黎 | [投票][編集] |
それぞれの人が
それぞれの筆で
それぞれの色を塗る
時に激しく
時に哀しく
尽きる事の無い絵の具と
次第に暗くなってゆく色彩
重なリ合う人の手と手が
今出口を探しながら
暗闇に堕ちていく