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礼宮月過の部屋


[15] 北風と
詩人:礼宮月過 [投票][編集]

ひゅうひゅうなる風
耳が赤くて冷たくて
手の先が冷たくて
マフラーに口を埋める
コンクリートを踏む
白いブーツ
足元に溶けた雪

ケータイのボタンを
押す指が悴んで
ゆっくりになる

もしもし
ねぇ
寒いからさ
今から
行っても、いいかな?



2007/01/23 (Tue)

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