詩人:アル | [投票][得票][編集] |
馴れ合いや相互扶助も
時にはいい
歩けない者同士
坐り込んで
いたわり合えば
また立ち上がれるかも
知れない
子供が親を頼るように
親も子供に支えられてる
それが
永遠に続くものならば
そんな繋がり方もいい
親から子供
そして孫へ
歩行器も杖も
歩くためには必要だ
としても
人は一人で生まれ来て
また独りで還って行く
ぼくが人を思うほど
人はぼくのことを
思ってはくれないけど
一度愛した責任は
二度と消えないから
ぼくはもっと強くなれる
息も絶え絶えなきみが
再び立ち上がるのを
ずっと黙って待って
見守っていられるくらいに