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アルの部屋


[2] 羞じらう紅葉
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われの名を
誰かが呼べば

弾かれし
枝の如くに

顔上げるきみ




『君じゃない』
冷やかす声に

もみじ葉の
くれなゐ色に
頬は染まりて




人知れず
密やかに咲く
花なれば

守るつもりが
癒されてゐる



2005/11/04 (Fri)

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