銀色に凪いだ湖面微睡むように夕暮れの風は寂しさの吐息波音は悠久に刻む時の足音夕闇に瞬く星孤高に耐えて遠くから聞こえ来る笑い声空気を切り裂くロケット花火喜びも哀しみもいつか過ぎ去り浜辺を洗う波のように寄せては返し繰り返すきみは彼岸にぼくは此岸で記憶の中で生き続けるその川を渡るまでは
[前頁] [アルの部屋] [次頁]