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アルの部屋


[49] Here&there
詩人:アル [投票][編集]


銀色に
凪いだ湖面
微睡むように
夕暮れの風は
寂しさの吐息

波音は
悠久に刻む
時の足音
夕闇に瞬く星
孤高に耐えて

遠くから
聞こえ来る
笑い声
空気を切り裂く
ロケット花火


喜びも哀しみも
いつか過ぎ去り

浜辺を洗う
波のように
寄せては返し
繰り返す

きみは彼岸に
ぼくは此岸で

記憶の中で
生き続ける
その川を
渡るまでは

2006/07/16 (Sun)

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