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遙香の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 名前
詩人:遙香 [投票][編集]


貴方の名前を呼びたくて

貴方の名前を叫びたくて

貴方に名前を呼ばれたくて

貴方に名前を叫んでほしくて


泣いて、泣いて、泣いて

貴方の名前を繰り返し呼んだって
いくら叫んだって

貴方はもう空の上でした


貴方の声で
貴方の温もりで
貴方の全てで

私の名前を呼んでください

私はここよ、行かないで


もう一度だけ名前を



2007/06/26 (Tue)

[2] 
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こっち見てよ
今すぐ君の瞳に
僕を映して

綺麗なその瞳に
真っ直ぐなその瞳に
純粋なその瞳に

僕を君の瞳に

でも君は
涙を浮かべた


もうダメだ
瞳からは溢れる涙

僕は君を傷付けた

終わってしまったんだ


瞳に映ることもなく


2007/06/26 (Tue)

[3] 花火大会
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夜に響く大きな音
暗さに灯る小さな花達

目を離せば
既に散り行く姿

愛した彼と
重ね合わせてしまう
私の悪い癖

『泣くのは似合わない』

懐かしき声に
振り返れば彼がいた

腕をまわすと
暖かくて…

儚く散った
夏の夜の奇跡


2007/06/26 (Tue)

[4] 
詩人:遙香 [投票][編集]

お父さんの大きな手と
お母さんの優しい手と
ボクのプクプクした手


お婆ちゃんのカサカサした忙しい手と
お爺ちゃんのカチカチて逞しい手と
ボクの泥んこでまだ幼い手


大好きな君の細い華奢な手と
ボクの少しゴツゴツした手


いつの時代も
繋いだその手は

温かくて

いつの時代も
繋いだその手は

変わらなくて


2007/06/28 (Thu)

[5] 甘えん坊
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甘え上手なあなたは
すぐに手を絡ませる

そうして気付けば
あなたの頭は膝の上、
瞼は閉じられていて

ほんとに自由だなとか
思いつつも

あなたを退くことなんて
到底できなくてさ、


甘えん坊なあなたと
甘やかしなわたし


2007/06/28 (Thu)

[9] となり
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あたしのとなり
いつもあなたが居てくれたね


太陽のように
暖かくって

雲のように
優しくって

月のように
見守ってくれて


ずっと、となりに居てくれたの
大好きで、大好きで、大好きで…


きっと、これからもずっと
一緒に居られる気がするよ



2007/07/01 (Sun)

[10] どれほど…
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どれほど望んだことでしょう

どれほど高鳴ったことでしょう

どれほど溢れたことでしょう

どれほど歌ったことでしょう


どれほど
あなたを想い
心は

どれほど、どれほど、


2007/07/06 (Fri)

[11] 
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今日も遅いのね

私は貴方の枕に頭を沈め瞳を閉じる

少し香った貴方の甘ったるい香水


ふかふかな枕もいいけど
私は貴方の腕で眠りたいの

2007/07/06 (Fri)

[12] 一年の星
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この日をどれだけ待ち望んだことでしょう

一年の歳月が経とうとしています


さて運命の瞬間

一年振りの貴方はちっとも変わっていなかった
愛さえも変わっていなかった

涙を流し抱き締め合った

一年の空白を埋めるかのように

互いの存在を、
互いの想いを、
確かめるかのように



さて運命の瞬間


もう戻らなければ

また一年後に会いましょう
全て変わらぬように



私は祈る

天の川の星たちへ
そして貴方へ

この身朽ちるまで…



2007/07/08 (Sun)

[13] 二度目の恋
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浴衣を着て
何年振りかの花火

遠慮がちに離れた隣には
いつか恋した君がいて…

蓋をした気持ちが
ほんの少し顔を覗かせる

終いには
『いつもと違うね。
 浴衣似合ってる。』
なんて言うもんだから

やっぱり
蓋を開けてしまった



君に、二度目の恋をした





2007/07/21 (Sat)
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