詩人:遙香 | [投票][編集] |
家族が離れていく
ぱぱも
ままも
妹も
私は求めるのに
私は泣くのに
幼い頃の写真を
ひたすらかき集めて
ヒントを探す
繕っても繕っても
あちこちほつれて、
それでも私は
何故か諦められない
あなたの家族に
「絆」はありますか?
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本当にこれが最後。
私は君を諦めます。
今まで何度も何度も
君を諦める、と
自分に誓いました。
だけど結局
私が考えるのは
君のことだけで、
そこでやっと
諦めていないと
気付くのです。
そのたびに
情けないけど
涙が出るのです。
心臓のあたりが
苦しくなるのです。
だから今、
本当に最後。
"君を想う涙"は
これが最後の一滴。
本当に、これが。
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聞いて聞いて!
私ね、嘘つきなの!
今までたくさん
嘘をついてきたし、
今も嘘をついてるし、
これからもずっと
嘘をついてくわ。
まま、ぱぱ、妹、
友達、先輩、先生、
知らない人、自分。
いろんな人が私の
嘘に騙されてるの!
本音なんてナイよ!
私の言葉は
嘘つきの戯言。
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1日目、
彼と出会った。
2日目、
彼と語った。
3日目、
彼を好きになった。
彼女の日記には
詳細は存在しない。
彼の名前も、
出会った経緯も、
語った内容も、
どこが好きかも…
彼女はこう言った。
『書かなくたって
死ぬまで忘れない』
気持ちは嘘をつかない。
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理屈上あたしたちは
確かに繋がった。
全て忘れて欲に溺れた。
求めてきたじゃない。
あたしを、熱い全てを。
ねえ、想いはあった?
あたしはあったわ。
今あなたの気持ちが
わからないでいるの。
それでいても
あたしは求めるのに…
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また陽が昇った。
僕は深呼吸をする。
薄く明るい部屋を見た。
鳥の鳴き声を聞いた。
朝方の空気を嗅いだ。
朝一の水を味わった。
冷たい酸素に触れた。
僕は生きている。
今日、この日を。
五つの感覚を研ぎ澄まして、生命を感じる。
今、君は生きてますか?
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空を見上げる。
私の上には空しか
存在しなかった。
果てしない空の下で
生きる自分を思うと、
急に勇気がでた。
なんだって
乗り越えて行ける、
そんな気がした。
私はいつか、
空になる。