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遙香の部屋


[29] 背伸び
詩人:遙香 [投票][編集]


ふと裸足の足を見て
あたしは幻滅した。

ピンクに塗られた爪、
かかとや親指の付け根に
ある沢山の靴擦れの跡。
無理してハイヒールを
履きまくったから…。

はっきり言って、
キタナイ と思った。


あたしは背伸びを
しすぎたのかもしれない。
いくら背伸びをしたって
大人にはなれないと
わかっていたのに。

2008/07/30 (Wed)

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