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遙香の部屋


[47] 君の、死
詩人:遙香 [投票][編集]



僕は拭えなかった、
最後のナミダを。

僕は繋げなかった、
冷えた手を。

僕は近付けなかった、
華奢な体のそばに。



無力な僕を
許してくれとは
言わないよ。

ただ、毎日のように
笑っては泣く見慣れた
君の姿が、霞んで

見 え な い。



ああ、
僕はどこまでも
無力なんだと
今日も天を仰いだ。

2009/05/22 (Fri)

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