詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
そば屋に嫁いだ奥さんは
小柄な体に快活なショートカット
チャームポイントはキュートなえくぼ
今日もそばを運び
明日もそばを運び
咲かせた笑顔はたちまち
お客さんの心を魅了するのです
ガラの悪いクレーマーにも
「へい、おまち!」
忙しいピークタイムにも
優雅に華麗に店内で
所狭しと立ち回る
かけそばにざるそば
てんそばににくそば
もりそばになべそば
豊富なメニューも
どんとこい
旦那さんの作った
愛情たっぷり
このそばの一杯を
届けたくて
このそばの一杯で
喜んでもらいたくて
今日も額に汗をして
明日も笑顔をふりまいて
「いらっしゃいませ」とお迎えし
「ありがとうございました」とお見送りし
一日の終わりには
そっと星空を見上げて
お客さんの言ってくれた
「ごちそうさま」が
最高のご馳走だと
幸せを噛み締めて
やがて夢に包まれる
『そば処 一心庵』
今日もおいしいそばを
あなたに届けてくれる
そば屋の女房の
爽やかな汗と笑顔が
光輝くことでしょう
詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
ハロー
絶体絶命のピンチ
おいどーするんだ
どーするもこーするもねーよ
数々のミリオンセラー
ぶっ放した
アーティストみたいに
世間でよろしくやってやれ
てなもんで
わけわかめ!
色々あって
つるはかめ!
喉につまる
もちはかめ!
またはじまった
お粗末劇場
平気な顔してババンバン
夕やけニャンニャン段田男
貧相な魂を切り売りして
なんぼの儲けになるんじゃい
じいやんばあやん
天国で見てるかい
また釣りにいきてーよ
手作りの味噌汁のみてーよ
そっちに行ってもいーんかい
こっちに来ちゃダメダメダメ
そう言われた気がしたんだ
ハロー
絶体絶命のピンチ
大きな心で迎え撃て
ヒントにピンと
ハッとしてグー
粘りが信条
しぶとさしつこさ
食らいつくおいら
ええい
こーなったら
こんちきしょーのパワーで
ぶち当たってしまえよ
あとは野となれ山となれ
花の心でいざ舞えよ
粋に活きれば屁のかっぱ
こわっぱ共が縮み上がるぜ
ハロー
最高最大のチャンス
ここが腕の見せどころ
生きるor死ぬ
たったそれだけの選択肢
正解なんて死んだら
考えりゃいー話
不条理の壁
突破せよ
こーなったらもー
どーにでもなれ
なるよーになれ
大声で顔をくしゃくしゃにして
セントラルパークの真ん中で歌う
本気と書いてマジで歌う
おいらからおいら
そして
ハロー
絶体絶命のピンチ
ハロー
最高最大のチャンス
ここで笑えりゃ日本一
おいらの時代を
瞬く間に駆け巡れ
大和の国の侍よ
震える拳を天高く
この声は風雲の如く
誰が胸を熱くさすらう
詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
沈黙からのメッセージ
暗闇からのメッセージ
聞いてごらん
厳しいメッセージ
優しいメッセージ
耳を澄ませてごらん
ライフ
僕はこの空の下で生きている
眠るはずだったバスの中
ふわりゆるり
小雪の舞い降りる高速道路で
詩を書いている
白い景色が誘う
遠い明日が見たくて
メッセージを
詩に託す
厳しい顔
優しい顔
あなたの顔
色々な花
ブロッコリー
カリフラワー
スーパーに並ぶ
数々の野菜
あなたに春が来る前に
もう少し逞しくなれるように
冬の寒さは身に沁みて
明日は笑え
明日は晴れ
ちょっと眠たい顔で
そんな詩を書いている
意地悪なメッセージ
聞こえないメッセージ
それもどれもメッセージ
そんなメッセージの主
あなたは一体
誰ですか
もしも
上手にこの詩が書けたなら
その時はねえどうか
褒めてもらえますか
ブロッコリー
カリフラワー
どんなふうに咲けるだろう
できるならば
楽しく自由にのびのびと
咲き誇れますように
ライフ
白い景色の向こう側で
僕を運んで待っている
新しい季節
もうすぐで
春なんじゃないかな
詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
「はかない」を
漢字で書きたくても
「履かない」
「掃かない」
「穿かない」
「吐かない」
おいらの携帯これしか
変換できないみたいだ
ねえ
どうしたらいいの?
ひらがなの「はかない」が
あっちの「はかない」に
ならない「はかなさ」
(;_;)
詩人:おるふぇ | [投票][編集] |
大切な人に歌いたい
あなたの胸に歌いたい
夜の鳥のわたしは歌う
見えない光の果てで歌う
寂しい時は隣にいるよ
どうか泣かないで
虚しい時間に
取り残されても
その胸のざわめき
溶かして消してしまうから
厳しい時に手を取って
笑えない時に微笑んで
見えないでしょう?
わたしの存在は
それでも翔んでいるよ
ずっとずっと奥深く
眠れる森の夢の中
わたしは夜の鳥
迷える時も
悩める時も
ずっと見守っている
澄んだ優しい瞳の鳥
逢いたくなったら
いつでもいるよ
わたしの名前を呼びなさい
嫌いな人や物事の前
うずくまるようなら
飛んでも飛べない壁の前
たたずむようなら
わたしの愛を
分けるから
大切な人に歌いたい
あなたの胸に歌いたい
溢れる希望を歌いたい
地獄を見て
どん底を知る
わたしの声で歌いたい
いつでもいるよ
(忘れないで)
ここにはいるよ
(すぐそばに)
大丈夫なんだよ
(愛されている)
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すってんころりん
あいたたた
転んじゃったのね
仕方ない
そんな時は
ラッキー☆
そう言って立ち上がろう
だって
ここにこうして
落ちていた石ころ
それがあったからこそ
わたしは明日
今日よりも
上手に歩けるようになれる
転んだ原因は
わたしにあって
すべての責任は
わたしにあって
悩んで学んで
へたっぴな人生
ちょっとは
上手くなれるから
すってんころりん
あいたたた
この痛みを知るからこそ
人の痛みも理解できる
だからラッキー☆
そしてありがとう
みんな素晴らしい
逃げてたら
超えられない
この人生に何一つ
無駄なものなどないよ
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心の中にいる
もう一人の俺
こいつは
他人の不幸が大好きで
他人を見下しては侮蔑し
欠点や短所の粗探しをして
妙に変なプライドが高く
自己を正当化する代わりに他者を否定し責めて裁いて
ツマラナイクダラナイ
斜に構えて
ニヒルな視点から物事を判断する
こんなはずじゃなかった
鈍い重い苦しみ
この心の狭さが生む
化け物野郎
お前は一体
誰だ
お前は本当
俺か
善良な仮面の下で
おぞましい形相で
あえぎもがき
喚いていた
一匹の野獣
常識やモラルという鎖など
通用しない世界で
冷たい孤独にうち震えながら
苛立ちと憤怒と沈鬱の檻の中で
こいつは人格を形成していった
俺の心を巣食う
お前という化け物野郎
飼い馴らすまで
どの位の時間がかかるんだ
一緒に仲良くやろうぜと
差し伸べた手を拒んだ
お前という天邪鬼
遠い昔の記憶の暗闇の彼方
いつしか負った傷や歪み
それがお前の正体なんだろう
許サレタイ、許サレタイ
そう叫んで
また他人を傷つけて
愛サレタイ、愛サレタイ
そうもがいて
また自分を否定して
泣きたいのを我慢して
必死に抵抗してるんだろう
癒されて溶かされて
許されて愛されて
いつしか
お前は俺と
一つになるんだ
なあその時は
穏やかに微笑み給え
どうかどうか
穏やかに微笑み給え!
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ちゃらちゃらららら
へらへらへらら
どんとくらい
べいべー
むらむらむらら
らんらんららら
しとしとぴっちゃん
しとぴっちゃん
毎週日曜日の
夜8時には
歌っておくれ
月曜の憂鬱を
陽気な音楽で
パトラッシュ
ほら走れ
地平の彼方まで
団欒の家族の
囲んだ食卓の上
マーキングしよう
パトラッシュ
おいらのペット
善いか
悪いか
愚問さ
陰気な顔の総理大臣
日本はパトラッシュ
お前が変えればいい
できる
できない
希望
絶望
マスコミは大騒動
ニュースは大特集
新聞は一面記事
週刊誌はスクープ
ちゃらちゃらららら
へらへらへらら
どんとくらい
べいべー
むらむらむらら
らんらんららら
国境も
宗教も
法律も
いらないんじゃない
なくなるといいのさ
パトラッシュ
愛と平和の使者
電信柱の横に今朝した
新鮮で神聖で真性なる
ベンちゃん
君の背中の真ん中に
ぺたぺたぺたんこ
ぷりぷりぷりりん
おぅいぇしゅ
そんな恋に落ちればいいのさ
パトラッシュ
草原を走れ
パトラッシュ
海原を走れ
世界中を染めて
新鮮で神聖で真性なる
ベンちゃん
うつむいていたあの子も
目を丸くするんじゃない
理論武装したインテリの
ロジックを超越して
武器商人もミサイルより
花火を大バーゲンセール
赤ちゃん喜び
バブバブバブー
じいちゃんばあちゃん
たまげて腰抜かして
猫背が直って
ドMもドSも
ヒィヒィ言わして
あわよくば世界は
デタラメで気まぐれで
悩む暇だけ持て余す
苦しむ暇だけ持て余す
悲しむ暇だけ持て余す
いつもいつも
死にたい死にたい
ほざく暇だけ持て余す
そんなんなら
むらむらむらら
らんらんららら
歌っちゃえばいいのさ!
おぅいぇしゅ
てめぇはてめぇで
生きていやがれ!
いぇ〜〜〜っしゅ
パトラッシュ
しゅわっち
次回はSM69星雲
まだ番組は続くのさ
CMの後も続くのさ
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二つの命が共鳴して
孤独も空虚も塗り潰す
たった一人の
掛け替えのない人
今度の休みは
月に行こうか
なあんて
無理なこと
また言って
反応に困るね
難しい言葉
難しい哲学
酔っ払うと
よくぶちまけるけど
そんな意味の不明さも
どことなく奥床しい
面倒臭がらず
いつでも
そう思えたなら
素晴らしいのだけれども
たまにはそうもいかなくなる
もはや
妄想の域に達した
この詩の
そこかしこ
頭をひねて
書いた詩も
読み飛ばされること
何秒間の行間の悲哀
ねえ気づいてって
言ってる
ほら見てよって
誇示してる
この瞬間
わたしの孤独や空虚は
わたしだけのものじゃなくなる
あなたが読んで
クスリともホロリともせず
読んでくれた瞬間
きっと共有共鳴してる
でしょう?
あなたの中では妄想も
わたしの中では真実だ
詩人という
奇特な人種を
侮蔑するなかれ
だって
恋すれば誰も
詩人だと
昔から言うでしょう?
成り行きで詩人になって
なんちゃって詩人になって
幸か不幸か詩人になって
やむにやまれず詩人になって
漏れなく詩人になって
盛れなくても詩人になって
わたし脱いだら詩人になって
あなたのために詩人になって
愛と平和のために詩人になって
真実と闘争のために詩人になって
破壊と創造のために詩人になって
エロスとカオスのために詩人になって
オカズとオヤツのために詩人になって
泣き笑いのために詩人になって
嗚咽と悲鳴の代わりに詩人になって
ボブにもジョンにもなれず詩人になって
ギリギリで詩人になって
恐れ多くも詩人になって
しつこくも詩人になって
くどくても詩人になって
オチもなく詩人になって
生まれたから詩人になって
死ねないから詩人になって
生きるために詩人になって
だから詩人になって
なぜか詩人になって
俺は詩人になって
星を抱く詩人になって
(それが生き様と存在証明)
翔ぶために翼になって
眠れずに焔になって
夢を見ながら死ぬんだろう
どうせ
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あなたと出逢わなければ
きっと
わからなかったでしょう
こんな感情…
全部 全部
捨てられたらいいのに
楽になりたい衝動に駆られて
本気でそんなことを
思うけれど
それができないことくらい
もうずいぶん前から
わかりきっている
ああ
空も 海も
こんなにも
広い
花も 風も
いつだって
優しい
そんなふうになれたなら
わたし
あなたを
もっと深く
もっと確かに
愛せるでしょうか
なれないものに
焦がれて
時間が過ぎていく
足りないものを
数えて
いつもすれ違う
こんな時すら
いつまでも
ずっと
抱きしめてくれる
あなたは
まるで
宇宙みたい
切なさに詰まる胸
息苦しくなる鼓動
こんな感情も全部
包み込んでくれる
それはまるで
宇宙みたい
あなたと出逢えて良かった
震えて込み上げる
込み上げて感じる
喜びも 悲しみも
抱きしめてくれる
涙も 笑顔も
包み込んでくれる
広くて 優しい
宇宙のような心になれたなら
悲しみの涙すら
素敵な光で輝くでしょう
すべては
大切な感情だと
知ることができた
生命という瞬間
共に笑いあうオーロラ
共に泣きあうプリズム
さざめき 輝き続ける
出逢いという名の
神秘と奇跡の魔法
純粋で 透明な
そんな宇宙心
信じていられる
あなとなら
でっかいことだって
動じないでできる
心があるよ
わたしには