詩人:おるふぇ | [投票][得票][編集] |
少し高い丘に登り
大きな川の上から
遠くまで眺めよう
きっと広い海まで
繋がっていること
確かな希望になり
僕らは僕ら互いに
受け止め受け入れ
やがて大きな一つ
宇宙宇宙宇宙宇宙
宇宙という海に
ぽつんと浮かぶ島みたいな
青い星のお話です
何億という歴史の系譜
そこには
じいちゃんがいて
ばあちゃんがいて
父さんがいて
母さんがいて
僕がいた
何回か言った
「あいしてる」
何回も言った
「ありがとう」
さて今日も仕事や学校に
繰り出して精を出し
日常から成る人生
すったもんだの挙げ句
笑ったり泣いたり
それが人生なんだ
わかりきったように
割り切って過ごしてる
もう一度言うよ
「あいしてる」
また繰り返して
「ありがとう」
記憶という記憶はみんな
もう取り出せない引き出しの奥に
しまったつもりだった
消えてしまえと念ずるように
でもそうか
あなたの声は
うんそうだ
あなたの心は
いつもいつも胸の奥
忘れても忘れきれない夢の奥
神様
何度か呟いたっけ
真夜中
あの日は
どうかしていたんだ
神様
あれから
ずっと考えている
魂
見えない
触れられない
魂
嬉しいことも
悲しいことも
宇宙
言わんとすることの
言い切れないもどかしさ
それでもなぜか
伝わることの嬉しさ
僕がいること
父さん母さんがいたこと
じいちゃんばあちゃんもいたこと
感じたこと
魂があったこと
現実を変えたこと
未来を創ったこと
親愛なる…
聞こえるだろう
伝わるだろう
そして言うから
「あいしてる」
もっと言うから
「ありがとう」
親愛なる…
あなたが
忘れようとして
忘れられずいること
あなたという宇宙
それすなわち僕
自愛
そして
慈愛